ちーむ4649男だらけのウェイク大会!
その知らせを聞いた時、僕は楽しさとは違う感情が抱いていたんだ……
10年以上前になるだろうか、
僕は日韓ワールドカップに夢中になっていたんだ……
いや、ワールドカップにじゃない!
あのセクシーで甘いルックス
そう、デイビッドベッカムに夢中になっていたんだ。
あれは何の試合だったのか……
この際、試合は関係ない。
その瞬間は試合後に訪れた。
「かっ、カッコイイ!」
僕の中で何かがハジけたんだ……
でも僕は言い出せなかった。
それから10年の時が立った。
結婚をして、子どもにも恵まれた。
普通の幸せを手に入れたつもりだったんだ…
あいつが現れるまでは……
ヒデさん。
10年間眠っていた開くはずのない扉がひらいた!
僕の憧れ続けた男が目の前にいる⁈
僕の気持ちは抑えられない!
そんな憧れの人のウェイクを見たい!
「いやー、前回は一回も立てなかったんだよねー」
彼は照れながら僕に言った。
「ウソだ!ウソにきまってる!」
「ヒデさんが勃たないなんて! いや、立てないなんて!」
ブゥーーン
いい感じ!
後は膝を立てるだけ!
「勃つんだ!立つんだ!ヒデさん!」
たたんのかい!!!!!!
勃たない男はキライ!
僕の恋は終わった……