麻生太郎総理の四訓
麻生太郎総理大臣は、
就任早々
ものすごい逆風で
さぞかし困っていることと思います。
まずは
中山国土交通大臣が
とんでもないとしか受け取れない発言で
事実上、更迭せざるを得なかったことです。
続いては
意外と伸びなかった支持率
中立っぽいNHKや共同通信の内閣支持率ですら
48%程度と、
あの福田前総理より、10ポイント低いものでした。
そして、アメリカ発金融危機です。
NYの平均株価は、29日、
1日で、777ドル下落しました。
株式市場が開かれてから、最悪の下げ幅だそうです。
あの、同時爆発テロの後の最初の取引日となった
2001年9月17日ですら、
下げ幅は、684ドルだったそうですから
今回の衝撃がいかにすさまじいかおわかりになるでしょう。
金融安定化法案の否決は
ウォール街どころか、世界中がびっくりの
とんでもなく大きなインパクトだったわけです。
逆に言うと
この強行的下げが
これで終わりになることを願います。
アメリカ政府の…
あるいは、アメリカ議会の対応が
まずいと、あっという間に、大暴落記録を更新しかねません。
そんな中、話は戻ります。
麻生総理は29日の事務次官会議で
官僚に対して『麻生四訓』を指示しました。
①スピーディを旨とせよ
②悪い情報ほどすぐあげよ
③省益を捨て、国益に徹せよ
④「これは自分の仕事ではない」と
決して言ってはいけない、
むしろ自分で仕事を探せ
麻生総理は
所信表明演説で
『官僚は敵ではない』
と、述べています。うまく官僚を使いこなすことが出来るのか?
あるいは、使いこなすに至るまで、政権の座を維持できるのか
それが決まるのは、すぐそこなのかもしれません。