「トミージョン手術」。

聞いた事がある方も沢山いると思う。

わかりやすく説明すると、肘の靭帯移植手術。

名前の由来は、元メジャーリーガーの”トミージョン選手”が初めて、肘の靭帯移植手術をした事から来てる。

トミージョン手術をしたメジャーリーガーやプロ野球選手はかなりいる。
この手術の方法が無かったら…、もしくは遅かったら…。

そう思うと怖くもなるくらい…。

そんな手術を成功させ、今現在は日本にも権威がいる程にまでなった。
トミージョン手術を定着させた”名医”の「ジョーブ博士」が先日亡くなられた…。

88歳。

俺はトミージョン手術をした訳ではないけど
、ジョーブ博士が設立された、ロサンゼルスにある「カーランジョーブ」の病院で2度目の手術を受けた。

ジョーブ博士ともお会いした事もある。

ジョーブ博士の事は、子供の頃にTVで桑田さんがトミージョン手術をされたので、顔も名前も知ってた。
そんな方の病院で手術が出来る安心感…、今でも忘れられへん。

個人的な思い出は、定期検診で同病院に行った時に、MRI検査の準備をしてた時に、横にジョーブ博士が…⁉︎

俺の横に座られた。

俺はなんかわからんけどドキドキしたのを覚えてる。
通訳を介して、自己紹介をさせてもらった。

ジョーブ博士は、俺の肩の事を聞いてくれ、優しい言葉をかけて頂いた事は、今も鮮明に覚えてる。

なぜジョーブ博士がここに…⁉︎

実は、俺の後にMRIの検査を受ける予定やったみたいで、「俺は”あの”ジョーブ博士を待たせた!」って、ちょっと自慢した事もある。

世界の野球界だけじゃなく、世界のスポーツ界の多くのアスリートが、ジョーブ博士に感謝してるはず。

俺もその1人…。

ジョーブ博士の残された功績…、俺くらいの人間が語る事が出来ひんくらいや…。

昨年は…、同病院のジョーブ博士のお弟子さんでもある、Dr.ヨーカムも亡くなられた…。

ヨーカムは俺の主治医。

ジョーブ博士…Dr.ヨーカム…。

お2人の”思い”が、俺の右肩に残ってる事が、今の俺には有り難い…。

「感謝」

ご冥福をお祈りします…。