たけだのブログ -703ページ目

【Promise】

別れ際に交わした約束

一人呟いてみる

君との未来を繋ぐ約束

触れ合うように寄り添い

心を繋ぐように重ねた唇

あの別れのキスから今何時間

また次に触れ合うまであと何時間

どっちが長いかな

半分過ぎたかな

君の事を思う夜
いつまでも続く闇の様

君の事を思う朝
夜が来るのが待ち遠しくて


君がいない長い時

堪えられるのは君のおかげ

切なくなるのは君のせい

君との約束
君の唇
あの笑顔

もう一度呟いて

瞼を綴じた


夢で逢えたら

もし夢で逢えたなら

僕は…

【or】

「もういいんじゃないのか」

そう誰かが俺の耳元に囁きかける

いくら見回しても姿は見えない

まるで隙間風のように
どこからともなく

だが確実に

その奔流が俺の心を飲み込む為に
うねりをあげる

小さな隙間をこじ開けるように

決壊寸前のダムにほんの小さな穴をあけるように

俺の心の深いところへ囁きかける

「もう終わりにしようぜ」

慌てて両耳を塞いでみても

大声で叫び続けても

頭の中へ直接語りかけてくる

見えていたハズの光は消え

確かにあったはずの地面が
急に不確かなモノになる

力が抜け去り
立ち止まってしまう刹那

「足を止めるな歩き続けろ」

誰かの声が俺の背中を押す

この声達の主は誰なのか
どこから聞こえてくるのか

トンネルの出口はすぐそこだったハズなのに

もう何も見えない

歩いているのか止まってしまったのか
それさえも

隙間風はまだ吹いている

「…」

また何かが聞こえた

いつの間にか「声」に翻弄される心は
その声に耳を澄ます

この声の主は
天使か
悪魔か

【アナタだから】

大嫌いなんて言って

アナタを試してみても

不器用なアナタだから

愛してるとは言ってくれないんでしょ?


気の利いた言葉一つ

かけてくれないアナタ

それでも構わないって

思えるのは

その真っ直ぐな瞳に惹かれたから


一人じゃ生きられないアナタ

ウソが嫌いなアナタ

わがままで自分勝手なアナタ

意地っ張りで喧嘩っ早いアナタ

飾り気のないアナタ

本当は誰よりも優しいアナタ

どのアナタに魅力があるのか分からない

それともこれが恋なのかしら

こんなに不完全なアナタに

こんなに心惹かれて