10年後に食える仕事、食えない仕事 | 渋谷ベンチャー人事のブログ

渋谷ベンチャー人事のブログ

勉強したものをアウトプットしていきます。

こんにちは。社会人1年目、
渋谷のベンチャーで人事をしている
やまみーです。


ブログでアウトプット第38弾は、
10年後に食える仕事、食えない仕事/東洋経済新報社

¥1,620
Amazon.co.jp

この本は、
タイトルの通り、10年後に食える仕事、食えない仕事を紹介している。
今の仕事が今後どう変わっていくのか?
日本人の強みを活かすには?
自分の今後を考えさせられる本です。
具体的な仕事を挙げて、説明されているので分かりやすい。


■今何が起きているのか?
もちろんグローバル化である。
IT化が急速に進み、世界経済はどんどんフラット化している。
かつ、人々が世界中で働くチャンスが大きくなった。

・新卒採用のグローバル化
→ユニクロ:1300人中1055人が外国人
→パナソニック:1390人中1100人が外国人
→ドン・キホーテ:142人中58人が外国人
中高年社員にいきなり海外で働けと言っても対応が難しい。
であるため、新卒からドラスティックに海外仕様へと
人材をモデルチェンジするのだ。

これは合理的だと思う。
海外の新入社員はTOEICの平均点が900点、
かつ人件費が安いことが多い。

人事をやっていて、さらに感じることは、
【ストイックさ】が全然違う。

関東の学生よりも、地方の学生の方が、
それよりも海外の学生の方が、
何かしらの強い決意を持って、
東京にやってきており、
自己実現に向けてのストイックさに
差があると感じている。


■日本人メリットが大きい仕事
どんなにグローバル化が進もうが、
言語や文化、そして国による規制が参入障壁となって
活躍できない職業は存在し続ける。
例えば、、、
・公務員、教員、自衛官
・ホテルマンや旅館女将
・住宅営業、人材紹介
 →「カネ」「情報」「モノ」は国境を越えやすいが
  「土地」「ヒト」は国境を越えにくい
 ※例えば、人生で大きな買い物であるマンションを日本で買う時、
  外国人から買う決断を出来るかどうかという話である。
  5年後、何か問題があった時この人は日本にいるのだろうか?
  など不安が様々な面で起きるため参入障壁が高い。

人事の仕事はどうか?
上記でも読み取れるが、
人事担当役員は外国人だとしても、
人事部長以下の現場メンバーが仕事を失うことはない。


■グローバル化時代の職業マップ


①重力の世界
日本人メリットがなく、特段の付加価値の高いスキルも必要とされない職業
ここに居る場合、一刻も早く抜け出すことを考えたほうがよい。
なぜなら、グローバル化とIT化によって、
グローバルの最低水準価格までどんどん下がっていくからだ。

②無国籍ジャングル
ここは世界中の人がライバルである。
会社名も役に立たなく、個人の腕1つで世界を相手するのだ。
生来の才能豊かで、かつ勉学を怠らず、多国籍の環境のなかで
成長を続けられるタイプでないと生き抜くことは難しい。
つまり、超成果主義、市場原理主義である。
給与ももちろん高い。
最近知って驚いたのだが、
リクルートのグローバルエンジニアは、
新卒の初任年俸が、650万円である。
これはスーパープログラマーに値する。

③ジャパンプレミアム
日本人メリットが最も活きる分野
日本人ならではの高いサービス精神や
組織構成員としての高いチームワーク力が活きる職業である。
つまり、日本人同士であるがゆえの深い信用と
コミュニケーションのしやすさを活かしてる商業である。

④グローカル
ホワイトカラーとして高付加価値なスキルを身につけて
外国人労働者からの高い参入障壁を築くエリアである。
人事はグローカルの典型職種。


つまり、今後グローバル化が進んでいくなか、
日本人としてのスキルを高める、
もしくは、世界で戦うスキルを高める
必要性が高くなっていく。

皆さんはどの領域で勝負しますか?