一瞬で読める源氏物語No.01+ 輝日宮 | 西陣に住んでます

一瞬で読める源氏物語No.01+ 輝日宮

源氏物語


第1.5帖 輝日宮(かがやくひのみや) 光源氏12-17歳にあった秘密の物語


妻の葵の上とは全然フィーリングがあわない光源氏は、桐壷帝の姪の朝顔(あさがお)にラブレターを何通も送ってアタックしますが、まったく反応なしです。そんな中、宮中でまたとないチャンスが訪れて藤壷と無理やり禁断の契を交わしてしまいました。その一方で、亡くなった前皇太子の未亡人である六条御息所(ろくじょうのみやすどころ)ともちゃっかりと契りを交わすのでした。



補足:「輝日宮」は藤壷のことを意味します。この輝日宮の話は、その存在の真偽が明らかになっていません。ただし、この話がないと後々話がつながらなくなるのであえて紹介しました。さて、藤壷は宮廷で光源氏に無理やり契りを交わされました。使いの者が周りにたくさんいるにもかかわらず、藤壷は何故か助けを呼びませんでした。これは、この時代の貴族の女性にとって大声をあげることがめちゃくちゃハシタナイ行為だったからです。現在とは行動の優先順位が違いすぎることに驚かされます(笑)。


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