ジョン・コルトレーンの未発表の音源が55年ぶりに見つかった[朝日新聞記事]ということで6月8日は大騒ぎの1日でした。新たな音源で演奏しているのは勿論、コルトレーンにマッコイ・タイナー(ピアノ)、ジミー・ギャリソン(ベース)、エルビン・ジョーンズ(ドラムス)のトリオを加えたコルトレーン・カルテットです。新アルバムの発売は6月29日とのことです。
さて、実はこの音源のちょうど同時期に録音されていた名盤が「ジョン・コルトレーン・アンド・ジョニー・ハートマン」です。前年にリリースされたアルバム「バラッド」と同じ路線のバラッドでコルトレーン・カルテットとヴォーカルのジョニー・ハートマンが共演する異色の組み合わせであり、最高のヴォーカル・アルバムの一つと評価されています。
さて、私にとってコルトレーンのジャズはそれほど大好物ではないと思っていましたが・・・
よくよく考えてみれば、マイルスバンドへの参加時の作品はどれも大好きですし、「ブルートレイン」の"Moment's Notice"と「ジャイアント・ステップス」の"Giant Steps"と「マイ・フェイヴァリット・シングス」の"My Favorite Things"は涙が出るくらい最高に大好きですし、「オーレ!コルトレーン」と「ヴィレッジ・ヴァンガード」はめちゃくちゃ凄いと思っていますし、「デューク・エリントン&ジョン・コルトレーン」と今回紹介した「ジョン・コルトレーン&ジョニー・ハートマン」はホントによく聴いていますし、「至上の愛」は以前にも[ブログ記事]に書いた通り最高の作品だと思っています。
まぁこの状態を普通に言えば、そこそこ好きと言えるのかもしれません(笑)
新アルバムには、コルトレーンの代表曲の一つである"Impressions"の新たなテイクも3つ含まれているようです。今からメチャクチャ楽しみです。
素敵な週末をお過ごしください。