思考回路。 | ~学びのすすめ~

思考回路。

法律を先行していると必ず、判例なるものを読む。
判例とはいわゆる、先例のことで、先人の経験値が積み重なってできているものだ。
ちなみに最高裁判決しか判例とは言わない。
この判例は、法律ではないが、同じくらい大事な働きをする。アメリカでは慣習法があるので、判例がそのまま法律になるくらいだ。

ところで、法律の勉強において、判例を読むことはただ、処理パターンを覚えればいい言うものではない。
判決文の文言を分析し、最高裁がどのような基準で、どのような事情を重要視して、どのような論理で
判断を下したかを必死に辿る。つまるところ、最高裁の法的思考を追体験するのだ。

そして、その際大事になってくるのは思考の整理である。
まったく同じような分でも、思考を整理して読めばかなりの違いがあるのが最高裁判例なのだ。
これは一番きつい作業であるのだが、僕自身
迷ったら、方法論に立ち戻ることがある。

そのときに読む本を紹介しておきます。なにかの参考になれば幸い。







思考の整理学 (ちくま文庫)/外山 滋比古

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「読み」の整理学 (ちくま文庫)/外山 滋比古

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脳が冴える15の習慣―記憶・集中・思考力を高める (生活人新書)/築山 節

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