「浩太郎」号、あれから、何の問題も無く、すくすくと成長を続けております。

 

「浩太郎」

「忠富士」×「美穂国」×「福桜」×「福之国」×「安平」

生年月日 ; H29年1月5日

母 ; 「もな」号

母の母 ; 「さくらふく2」号 (高等登録牛)

 

1月5日の生誕から、昨日(4月6日)で、91日齢ですが、もう、スターター(代用乳)は、1日約2Kgを食べ、そろそろ離乳の時期に差し掛かってきました。

 

で、昨日、午後4時前、こちらの育種組合(JA、畜連、家畜改良事業団)による産子検査が実施されました。

結論から言いますと、「保留」です。

この「保留」とは、1ヶ月後くらいにもう一度、検査をするということで、ある意味、一次審査をパスしたという解釈もできます。

今回の検査では、「浩太郎」号以外に、2頭いたということですが、この2頭は、残念ながら、去勢宣告を言い渡した、即ち、一次審査不合格だったとのこと。

この時点で、3頭中1頭に絞られたわけですから、中々、険しい道のりです。

 

「浩太郎」号の91日齢時点での測尺値です。

体高(前) ; 96.4㎝ → 2.0σ(発育良好!)

体高(後) ; 100.8㎝

胸囲 ; 116㎝ (胸囲からの推定体重111Kg)

腹囲 ; 130㎝

栄養度 ; 3

 

この日齢での栄養度を判定されるのも初めてでしたが、栄養度3は、痩せすぎですね。

で、今回は、もう少し、離乳は待つことにしました。

そう、1ヶ月くらいでしょうか。

 

 

次回までの宿題も頂きました。

後脚の繋ぎが弱いということで、硬い床で繋ぎ運動を2~3時間程度して欲しいとのこと。

早速、やります。

それと、栄養度3ということで、もう少し、飼料を増量して欲しいとのことでした。

まぁ、これは、至極、簡単です。

尿石だけ気を付ければ、大丈夫でしょう。

 

しかし、今回の事で、何より驚いたのは、母牛である「もな」号の変貌ぶりです。

これまでで、最も、力強く、いつも興奮気味で、気が荒くなった感じです。

以前は、とても大人しく、人のいうことを聞く従順な牛で、とてもこんな牛ではなかったんですけどねぇ~、・・・・。

 

それと、「もな」号については、一つ残念なこともあります。

それは、「もな」号、4月1日をもって、基礎雌牛(県指定牛)から外されたことです。

まぁ、「もな」号も、昨年12月には、7歳になり、後進に道を譲る年齢ではあります。

次から次へと、高育種価の母牛が判明しておりますし、仕方のないところです。

但し、外されたとは言え、3月31日以前に人工授精した分で生まれた子牛は、県指定牛産子として扱われます。

実は、とても、良い発情が来まして、2月23日に、「忠国桜」をAIしております。

昨日で、AI後、丁度6週目(42日)で、発情兆候は無く、受胎した可能性は、非常に高いです。

この子牛が雄であった場合、また、新たな種雄牛への道が開ける訳です。

 

まぁ、これで、種雄牛への道が閉ざされることなく、一歩前進です。

昨夜は、祝杯も上げず、爆睡でした。(笑)

 

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