N響 

2022年6月 1961回 定期公演  Bプログラム 


日時:2022年6月23日(木)19:00 


会場:サントリーホール 


曲目: 

🎵バッハ(鈴木優人編)/パッサカリアとフーガ 


🎵ブリテン/ヴァイオリン協奏曲 作品15

🎵モーツァルト/交響曲 第41番  「ジュピター」




演奏は

指揮:鈴木優人

ヴァイオリン:郷古廉

NHK交響楽団

(コンサートマスター:篠崎史紀)


魅力的なお三方揃い踏み


遠征して聴きに行って本当に良かった!


特に郷古さんソリストの 

🎵ブリテン/ヴァイオリン協奏曲 


そしてアンコールの


🎵イザイ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第4番 第2楽章「サラバンド」


言葉を失った

茫然自失とはこういうことを言う

感動とか 素晴らしいとか

そうなのだけど そういう言葉では尽くせない 突きつけられるもの…


ブリテンは ありとあらゆる技術と技巧と感情を感じられるものだった


そしてアンコールでは 技術や技巧はそのままに

そういうものとはかけ離れたものを差し出してくる

この振り幅


やはりイザイ…


そして何より音楽が一体だった

郷古さんは今年4月からN響ゲスト・アシスタント・コンサートマスターに就かれた

お茶の間では クラシック音楽館でN響オーケストラメンバーとしてマロさんのお隣に居られたりするのがコンサートに伺えないときのひそかな楽しみ♪


ソリストだけの活動の時には感じ取ることがなかったものもたくさおありなのだろう

今までもソロパート以外の郷古さんは

音楽全体を感じておられたけれど

近頃ではオーケストラと一体といったようなご様子で より音楽を楽しんでおられるのが伝わってきて 

それはN響だと いわばホームになるわけで その安心というか 阿吽の呼吸というのか

やはり一体感!

そういうものがひしひしと伝わってきて

とても嬉しかった


鈴木優人さま編曲のバッハ/パッサカリアとフーガ

オルガンの曲がオーケストラ版となって

古楽が姿を変えて伝わってくる面白さ

鈴木優人さまという天才が居られればこそ


本当に同じ時代に生きて こういう機会に出会えて幸せだと思う


演奏後のお三方の様子がまた良かった


郷古さんと鈴木さまがハグ

郷古さんとコンマス:マロさまがマロさまの最高の笑顔とともに握手を超えたガッチリ クロス握手!


声なきブラボー♪を贈る


素敵な演奏会を本当にありがとうございました!


最寄り駅に到着したので 備忘録 これにてup



追記

プログラムのアーティストプロフィールの郷古さんのものが言い得て妙で

この一文が私が感じる印象と同じで激しく納得した

そしてうれしかったので ここに備忘録として転記


池田卓夫/音楽ジャーナリスト

同時代作品の解釈にも秀でる。

どの曲を前にしても根底から楽譜を読んで積年の垢を洗い落とし、卓越した知性の刃で作品本来の姿を回復させる。洗練されたスタイル、切れ味のいいテクニックは青光りする炎のようでもある。