<「知ってる」と「知らなかった」では大違い。脳の発達について。> | 先生が教える小学校と勉強:小学生子育てプロママ養成講座

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 分かって安心!小学校。分かった!小学生の我が子応援のコツ。

 あっという間に10月も2週目に入りました。

 

 この連休は、どのように過ごされましたか?

 

 お子さんたちの様子は、いかがでしたでしょうか?


 「先生が教える小学校と勉強」の風路でございます。

 


 所用で出かけることになり、駅で電車を待っていたときのことです。


 3歳ぐらいの男の子を連れたお母さんが、いろいろな電車の写真が載っている子ども向けの本をいっしょに見ながら、待合室に座っていました。


 「そうねえ、E5系は、速そうねえ。」

 

 男の子は、電車に興味があるらしく、写真を指さしながら、その名前を口にし、母親が相手をしていました。


 

 幼児期というのは、こういった脳の本能を上手に育てることが大切だといいます。


 人間の脳の本能というのは、「生きたい」、「知りたい」、「仲間になりたい」という脳細胞由来の3つとのこと。

 


 ですから、この時期は、同じ年頃の子どもたちと遊ばせながら、仲間と競争することを楽しんだり、新しいことを積極的に知りたがったりする子に育てるといいのですが・・・。

 


 幼児期の脳というのは、シナプス(情報と脳細胞をつなぐ神経回路)がまだ未熟なので、たくさんのことは覚えられないんですね。


 新しいことを少し覚えさせ、できたら「すごいねえ!」とほめてあげるのがいいようです。

 

 電車や自動車の名前が分かったら、「すごいねえ!よく知ってるねえ!」と。


 

 ここで、子どもの脳の発達について、簡単にまとめてみましょう。


 人間の脳というのは、生後3ヶ月から3歳までの間に、神経細胞が増え続けます。
 

 そこをピークに、7歳まで今度は緩やかにその神経細胞が減り始めるといいます。

 

 これは、べつに脳の発達が止まるということではなく、脳がさらに発達するためのいらない細胞の間引き現象とのこと。

 

 7歳~ら10歳で、大人の脳細胞がつくられてきます。

 

 3歳まで未熟だった学習シナプスは、それ以降徐々に増加し、10歳以降はぐんと増加するんですね。

 
 

 このような脳の発育の状況を知っていると、子どもの脳が未発達のうちにいくら詰め込み教育をしても、効果はあがらないことが分かりますね。


 

 ところで、私たち大人の脳はどうなんでしょう。

 

 二十歳を境に脳細胞は減少するといいます。

 

 えっ。じゃあ、もうだめってこと!?

 

 いえいえ、学習効果を上げるために必要なシナプス(神経伝達回路)は、学習することで何歳になっても増えるそうですから、大丈夫です。


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