<絵画表現に見るインターナショナルな感覚> | 先生が教える小学校と勉強:小学生子育てプロママ養成講座

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 最近どんどんその中身は変化しているようで、ほんとのところ、今の小学校って、よく分からない。
 そんな小学生を持つママ(パパ)が、学校を知って不安を解消。あなたもこれで、小学生子育てプロママ。
 分かって安心!小学校。分かった!小学生の我が子応援のコツ。

  最近では、本校のような地方都市の学校にも、ご両親のうちのどちらかが、日本以外の国の出身であるお子さんが、少なからず在籍しています。

  

 それは、洋のの東西を問わず、いろいろな国にわたります。


 以前勤務していた学校には、青年海外協力隊の語学の先生のお子さんが多数通っていたこともあり、国際的な雰囲気があったということも。

 

 運動会に、「エジンバラのおばあちゃんが見に来るの。」と言っていた、ママが英国出身の女の子。


 生まれは、オーストラリアで、育ちは、今、国王が来日していて話題のブータンだったという、男の子。etc.

 


 さて、この時期、芸術の秋。絵画表現の授業が減っているとはいえ、地区の児童画コンクールを始め、いろいろな絵のコンクール が行われ、その審査をさせて頂くことも多くあります。

 

 応募や展示も意識して、いろいろな題材に取り組ませている先生方から、指導の相談をうけ、制作中の教室を訪問させてもらうこともちょくちょくあるんですね。

 

 先日も、3年生が、自分の思いや願いを絵にする抽象画を描いている教室に行って、担任の先生といっしょに、子どもたちの絵に関わる機会がありました。

 

 そこで目を引かれた、一人の女の子の絵。

 

 カラフルな色彩の蝶が飛び交うその絵は、まるで現代アートの展覧会で目にするような不思議なインパクトが。

 

 なにか国際的な感覚を感じて見ていると、やはり同じように感じていたらしい担任の先生が、「Aちゃんのお母さんは、日本の方ではないんですよ。」と、教えてくれました。

 

 ああ、やっぱりね。と、思っていると、「先生、M君の絵も見てください。」
 

 そこには、まるで、エルンスト・ミロのようなイメージの絵が。

 

 彼のお母さんもまた、海外の出身とのこと。



 Aちゃんの絵は、あるコンクールに出品し、入賞しました


 

 今や、子どもの芸術もインターナショナル。

 

 これからの子どもたちは、日本の中にとどまらず、グローバルな世界に生きていくんですね。