スカスカの身をしめるのは、お酢か昆布か塩というお話 

 講義で骨粗鬆症の話をする時に紹介する『ナカヤのうま酢』、って商品があるわけじゃないんですが、とても評判がいいので再掲載しました。 

 毎日、『うま酢』に漬けていた煮干を食べていたところ、骨密度の数値が良くなったとか、足腰の調子がいいとか言っていただけます。 

 また体をしぼる、というか、しめるのは、酢か昆布か塩、ということになります。低気圧でむくみやすい人などにも『うま酢』の評判はいいようです。 

 が、これはあくまで、ただの『酢煮干』ですから、そこはお薬ではありませんので、具体的な効能とかありませんので、間違ってもどこそこに効くとか言っておりませんよ。 

 ただ、「美味しい」だけです。つまみに「最高」なだけです。でも、『ナカヤのうま酢』商品化狙ってます。むちゃむちゃ評判いいので、、、ウソです。 

 作り方ですが、実に簡単。煮干しと出汁昆布を、瓶にいっぱいになるまでつめます。そこにお酢を全部が浸るまで入れて、数日経てばできあがり。 

 お酢の酸で煮干しと昆布からカルシウム等のミネラルが溶け出して、煮干しの旨味と昆布の旨味も加わった『うま酢』ができます。 

 何にでも、かけて食べてみてください。ちょー美味しくなりますよ。 

 旨味とカルシウムが、溶け出した煮干しと昆布は、ふにゃふにゃになります。そうなったら、これを引き上げて「おつまみ」にします。これがまた、なかなかいけるんです。酢がこなれて、いい感じになってます。これ止まらないです。 

 煮干しを引き上げたら、また新しいのを補充してください。どんどん旨味の濃い『うま酢』ができていくという老舗のタレスパイラルになっていきます。

 骨粗鬆症の予防に、心の安定に、ダイエットに、『ナカヤのうま酢』作ってみてください♪




今、自分に起きていることを一歩引いて見るのがよいと言われるものの、自分のことだけになかなか冷静に客観的に見ることができないものです。


 易を知って一番良かったことは、易の言葉を通して、もう一つの視点を持つことができることです。易は天という至高の師を得ることになるのです。


 また易を立てるという手順を踏むことによって偶然の一瞬を切り出すことは、意識と無意識の最適なバランスを整えることに繋がります。



太極拳のお稽古の休憩中、骨を丈夫にするというお話になりました。 


 それにはちょうど今日やった導引の八段錦が最適です。 


 爪先立ちからかかとをストンと落とす動きで、これはかかとの骨から頭にまで心地よい響きが起こる動作で、この刺激が骨にいいのです。 


 それだけではなく脊髄や脳にもよい刺激です。かかとには不眠によく効く『失眠』というツボもあります。 


 かかとの刺激は脳神経を沈静化してくれます。 


 ここはお灸がベストですが、なければ固いもので軽く叩いてもOKです。






耳介画像鍼法を使い炎症を抑えて痛みを緩和したもの


耳介画像鍼法で迷走神経を介して脾臓からの抗炎症作用が起こったと考えられる。


耳介迷走神経の鍼刺激が脾臓に伝わり、マクロファージの活動を低下させ、炎症性サイトカインTNF‐αの産生が減少することで炎症反応が抑制される。


写真は自身の蜂窩織炎時の耳介画像鍼






私には買い物の師匠がいる。その師匠は子供と同じような歳だが見ていると実に勉強になる。


 旅行にいくと山のようにお土産を買う。それを知り合いにみんな分けてしまう。


 新潟の伊藤家の話がある。多くの人が生活に困ると自宅に必要ない普請をして皆に富を流すのを家訓にしている。


 通貨は通過させてこその通貨。 


 だから受け取る時に、お預かりします。という。


 一時預かり、また流すから巡る。 


 風の子ツアーは、北海道で何か起こると北海道に行き流す。千葉で起これば千葉で。


 北海道ツアーをした時買い物の師匠は母親からお金をつかってこいと言われたそう。 


 滞れば病を生む


アメリカの陸、海、空軍では、即効性のある痛みの治療として、耳ツボ治療が行われています。


NHKで取り上げたので、以前に書いた記事を再アップしてみました。

 

ダイエットブームで、知られることになった耳のツボですが、実はその後、研究が進められて、過去の常識とは異なった、さらなる発展を遂げた姿を、私たちに見せ始めています。

日本では、あまり知られていないことですが、アメリカの陸、海、空軍では、即効性のある痛みの治療として、軍医により開発された、耳ツボを使った治療が行われています。

最小限の道具のみで行うことができる、耳ツボ治療のような鍼灸は、戦場という過酷な場にあっては、非常に都合の良い治療となるのでしょう。

また、そうした耳ツボ治療の研究の成果が、災害で被災した人々にも、実際に応用され、成果を上げているそうです。

そういった意味で、アメリカ軍の軍医には、鍼灸を研究し学んでいる方が、割合と多いそうで、私どもの行った、アメリカでの鍼灸セミナーにも、やはり軍医の方が参加されていました。

さて、このアメリカ軍が、実践している耳のツボですが、通常、鍼灸師が使用する耳のツボとは、かなり異なった位置と使い方をしています。

簡単に言いますと、ここまで、耳ツボ、という言葉を使ってきましたが、ツボというより、より実態を正確に反映した、脳神経の反応点としての色彩が強いものということができます。

このことは、私が臨床をしながら撮りためてきた、病気や怪我の症状がある人の、耳に現れた反応点の写真と、ほぼ一致していることからも、納得できる研究結果であると考えられます。

それらの耳の治療ポイントは、一般的に、耳のツボ、と言われている場所と比較しても、非常に高い効果が得られることは、どうやら間違いないようです。

アメリカ軍軍医の開発した耳ポイントが、そこを見事についているのは、やはり流石だと感嘆するしかありません。

従来からの思考に、執着してしまうと、恐らくその可能性には、気がつかないでしょう。

耳の勉強をして、およそ30年になりますが、アメリカが、耳介のハリ治療の本場に、なりつつあります。



風邪などの症状の緩和には、鍼灸がすごくいいのです。



風邪などをきっかけに、思わぬところに問題が出ることがあります。例えば風邪の症状も、喉に来る人もいれば、腰に来る人もいます。どうやら風邪の症状というのは、その人の血流が悪いところに出てくるようです。


その証拠に、つらい症状のある部分の血流が良くなるようにしていくと、風邪症状がとても楽になるからです。と言っても風邪のウイルスを鍼灸でやっつけたということではありません。


どういうことかと言うと、風邪の症状の多くは、体中にあるコリの部位で起こっているので、このコリを治療で取ってしまうと、面白いことに風邪症状の多くがなくなってしまいます。


実は私自身、成人してから麻疹に罹り2週間高熱を出し滝のように汗をかきましたが、鍼灸治療を受けていて体感はかなり楽でした。また我が家の愛犬も胸水腹水がたまっている時に鍼灸をしていたら、この状態の時には、普通は歩いたり餌を食べたりできないと言われました。

 

このように実際は、コリにより戦いが分散してしまい余分に体力を消耗しているようなのです。それが色々な場所に出ているつらい症状ということになります。


そこを外部から鍼灸で加勢するわけですから、体としてはかなり戦いが楽になります。意外に思われるでしょうが、こうした風邪などの症状の緩和には、鍼灸がすごくいいのです。


治癒力や免疫力を増加させたわけではなくて、元々持っていた身体の能力を、自ら下げていた原因の一つを取り除いただけ




まず、結論的な言い方をすれば、身体には、自分自身を修復する能力が元々あって、ちょっとした病ならば、放っておいても、それほど時間もかからずに治るようにできています。


ではなぜ、すぐに治る人と、なかなか治らない人がいるのでしょうか?

一般的には、その人の持っている治療力、または、免疫力の違い、などと言われると思います。その結果、この治癒力や免疫力を向上させる、という謳い文句の商品が、たくさん市場に出回ってくることになります。

飲んだり食べたりすることで健康になれるのであれば、文字通り、美味しい話です。食事を健康的なものに変え、身体の働きを補助するようなものも適宜採り入れていければ、その効果は目を見張るものがあると思います。


ただ、ここでよく考えて頂きたいのは、健康的な食事が治癒力や免疫力を増加させたわけではなくて、元々持っていた身体の能力を、自ら下げていた原因の一つを取り除いただけ、ということです。


そうなのです。治癒力や免疫力というものは、基本的な生理機構の働きなので、それ自体をどうこうできるものではありません。一見、こうした生理的な能力を向上さることができたように思えることがあるかも知れませんが、能力そのものは変わっていないのです。


ですから、治癒力や免疫力を向上させるもの、よりも、身体の生理機能を低下させているものを取り除くこと、を優先させればいいということがわかります。


身体は弱ってくると、まず食べられなくなります。食べるということは、それだけエネルギーを消耗するということです。ただでさえ消耗するのに、過食したり身体のストレスになるような食べ物を常食していれば、確実に生理的な能力は低下するでしょう。


また精神的なストレスも、身体の能力を大きく消耗させる原因になります。極限まで身体の消耗を減らしたスポーツにフリーダイビングがあります。素潜りで酸素の消費を抑え深い海に入って行きます。その時にやってはいけないことがあるそうです。それは、マイナスの思考をすること。深海でそれをしてしまうと一気に酸素が消費されて意識を失いってしまうそうです。マイナスの思考としてのストレスも、確実に生理的能力を低下させるものとなります。


そして、これらの要素に全て関わってくるものが、血流ということになります。つまり、どんなに良い食べ物を食べたとしても、またどんなにストレスのない生き方をしていたとしても、ベッドの上で寝たきりになっていては、元々持っている能力を引き出すことはできないのです。


一時は丸くうずくまっていても、時間の経過と共に身体を動かして血流を良くする必要があります。機械と違い人の身体は動くことによって再生するようにできています。それはこの世界そのものが、そのように出来上がってきたからに他なりません。結局のところ、お薬でも、手術でも、血流が悪ければ修復は進まないのです。


中には、自分では動かすことができないという人もいますでしょう。そんな時は、代わりに身体を動かしてくれる道具として、鍼灸などの治療を上手に利用すればいいと思います。


鍼灸は、身体の外側から刺激をして、血液の流れを良くしていくものです。運動をしたのと同じような血流の状態を人工的に作り出すのです。紀元前に書かれた書物には、こう書かれていました。最近の都市に住んでいる人は運動不足になっているので体操やあん摩や鍼灸をしないといけないと。


ここまででの話を要約すると、身体の本来持っている能力を出しきるためには、次の三つのことに注意をする。一つ目は食べ物。二つ目は心のストレス。三つ目は身体を動かしての血液の流れ。ということになりますね。


その他にも問題は、まだまだあるとは思いますが、治り易い人と治りにくい人の違いは、こんなところにも原因があるようなのです。