【自分を愛するために】自己否定感 | 愛される女になりなさい

愛される女になりなさい

『婚外恋愛』に悩んでいるあなたへ。

あなたは自分のことが好きですか?

「好きだ」と言える人は、人生におけるひとつの幸福を手にしていると言っても過言ではないと思います。

世の中には、自分のことが嫌いでたまらない、という人がたくさんいます。

自分はだめな人間だ、生きている価値もない、だから誰にも愛されないし、早く人生を終えたいとまで考え、自分で自分のことを否定し続け、痛めつけることで自己確認をする人がいます。

他でもない、自分自身のことを自分で認められないというのですから、その苦しみは荒涼とした暗闇の中に放り出されているような、絶対的な孤独との戦いです。

前回書いたように、このような自分で自分を愛せないという人は、自分で自分に愛を与えることができないため、その愛への渇望が強く他人に向かうのだと思います。

依存するように恋愛に溺れる人は、実は誰かを愛さずにはいられないというよりも、自分自身の中に愛を満たすためにそれを欲するのかもしれません。

では、自分で自分を認められるようになれれば、恋愛依存から抜け出すことができるのでしょうか。

自分を愛するには、どうしたらいいのでしょうか。


「自分はだめだ」と言う人でも、本当に「だめ」な人など一人もいないと思います。

何をもってして「だめ」だと思うかで、その評価というものが変わってくるのだと思いますが、「自分はだめだ」と言う人の多くは、客観的・相対的に評価をしても、およそ真面目で実直で向上心も高く、頭の良い人が多い印象を受けます。

他人から見て「だめ」ではない人が、執拗なまでに「自分はだめだ」と思ってしまうのは、その真面目さ故に、自分自身への要求・評価の水準が高いからです。

たとえば弁護士を目指している人がいたとして、その目標に挫折して料理人になったとします。

「自分はだめだ」と思ってしまう人は、「私は弁護士になれなかっただめな人間だ」と自分を責め続けます。

しかし、料理人も立派な職業であり、おいしい食事を作ることによって人々を幸せにもできる素晴らしい人たちであるはずです。

「自分はだめだ」という思考に捕らわれてしまうと、そういった、自分が持っている能力や成果や長所よりも、できなかったこと、挫折や失敗をしたこと、短所ばかりに気を取られてしまう傾向にあるように思います。

また、ひとつの目標をクリアしても「まだまだだ」と思ったり、「あれはできたが、これはできなかった」とマイナスを数え上げてしまう傾向も見受けます。

自己否定感から抜け出せない人は、「できたことメモ」をつけると良い、などと言われたりします。

「できなかったこと」を探し出して自分を責め続けることよりも、「できたこと」を見つけて自分を褒めることを覚えていくわけです。

同じ一日を過ごしていたとしても、できなかったことに目を向けるのか、できたことに目を向けるのかだけでも、その印象はまったく違ったものになるでしょう。

冬場の街角は様々なイルミネーションで飾られますが、その風景を見た時に「電気代がもったいない、ただの電球の集合体だ」と思うのか、「キラキラ光ってきれいだ」と感じるかでは、同じ風景を見ていても、その印象はガラリと変わります。

自分の人生を肯定できるかどうかも、自分のやってきたことをどの方向から見るのか、どのように感じるかで変わってくるものではないでしょうか。