いかりんの異星人が行く!!

いかりんの異星人が行く!!

あまりの変人ぶりに、家族から『異星人』と呼ばれる。【人は環境で成長する】がモットー。
独自の感覚で育てた息子は、塾へも予備校へも行かずに東京大学文科Ⅰ類に現役合格!!
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2016年5月22日 朝日新聞 書評コーナー ≪著者に会いたい≫



2016年5月27日 女性セブン 6月9日・16日合併特大号


http://www.news-postseven.com/archives/20160603_417628.html


2016年7月21日号 夕刊 フジ


独占インタビュー記事掲載




特別連載 クリエイターと読者をつなぐサイト cakes


https://cakes.mu/series/3692


連載インタビュー 働くママ&パパに役立つノウハウ情報サイト 日経DUAL


https://dual.nikkei.com/article/084/25/


無期懲役囚との手紙のやり取り


「勉強しない子」「やる気のない子」は変われますか?


http://president.jp/articles/-/18578


その他、インターネットニュース、SNSでたくさん取り上げていただいています。


ありがとうございます。


2016年8月18日 文化放送 吉田照美 飛べ!サルバドール


≪飛べサル ギャラリー≫にゲスト出演



私のブログは無駄に長い。

これは前回の続編なのだ。

 

 

いよいよ、試験当日の7月7日。

この日は、東京都知事選挙の投票日。

候補者にとっても私にとっても決戦の日だ。

 

場所は東京会場。

北千住駅前 東京電機大学。

入室時間は9時45分まで。

普段通勤に使っている高速バスの時間より1時間ほど遅くても間に合いそうだが、そこは、試験に向けた我が家のジンクス、

『普段通り』(気になる方は我が家のお受験 または拙著【田舎のキャバクラ店長が息子を東大に入れた。】をご覧いただきたい)を貫く。

案の定、8時過ぎには北千住駅に到着。

それでもすでに北千住駅前には、受験者らしい人々やチラシを配る専門学校のスタッフがたくさんいたが、駅前のビル2階のファミレスへ。

朝食をとりながら、手渡されたチラシに目を通す。

今回の試験のポイントらしい。

新たに施行された法規だったが、「これはでない」と直感的に感じた。

9時過ぎ、試験会場へ。

ひとつの教室で100人が受験するようで、受験票を見ながら受験番号を確認して教室へ、指定された席に着く。

会場を見渡すと女性の方も1割くらいはいて、空席(辞退者)も目に付く。

9時30分 ここの大学の学生アルバイトだろうか、若い3人が入室して、注意事項の説明を始める。

開始1時間が経過するまで退出はできない、途中退出者は問題を持ち帰れない等が説明された。

試験問題が配られ、10時30分試験開始。image

試験問題の冊子をめくる。

「えっ!?

今年度から新たに加わった土木工学からの出題。

テキストには全く取り上げられていなかったので面を食らった。

物理の問題?

しかし、手を止めるわけにはいかない。

持てる知識、30数年前に学んだことを思い出す。

必須問題5問と格闘し、選択問題へ。

3部門に分けれていて、それぞれ、15問中12問、34問中10問、12問中8問を選択して解答する。

私の作戦は、すべての問題を解答して、

当たってそうな問題を選んでマークする、作戦。

正答をマークするのではない。

「当たってそうな」ものをマークするのだ。

だから、どれをマークするかで結果も変わってくる。

問題用紙の選択肢に印をつけ、解き進める。

解答に自信のある問題には、問題番号に 〇 、自信がないものには △ 、まったくわからないものには ? をつけた。

 

悪戦苦闘している私を尻目に1時間が過ぎると、席を立つ人が出始めた。

「終わった?」「あきらめた?」

気になるところだが、人のことをかまっていられる余裕は今の私にはない。

 

自信のある解答をマークすると、求められている解答数と比べると圧倒的に解答数が少ない…

△ 選ぶにしても、どれを解答するかによっては合否が分かれる。

 

人事を尽くして天命を待つ

 

この言葉が脳裏に浮かぶ。

天命にお任せするほど、努力できたのかは疑問だが、もはや私にできることはない。

解答数に合わせ、マークシートにマークを済ませる。

残った時間は、見直し。

しかし、自信がある解答が少ないのだから、見直せば見直すほど迷いが生じる。

マークしたものを消し、問題を変え、またマーク。

それを繰り返しているうちに午前の終了時間になった。

 

昼休憩、いくつもの教室に分かれていた受験者が一斉にトイレへ。すぐに行列になった。

休憩する場所を探すが、人数が多いこともあって見つからない。

非常階段?に座って休憩。

朝食をしっかりととっていたので、のどを潤し昼食は我慢する。

 

13時30分 受験教室に戻り、再び注意事項を聞く。

13時45分 午後の部スタート。

午後は問題B。35問すべてが必須問題。

午前の問題Aと比べると、どちらかといえば私には解答しやすい。迷いも少なく解答できる。

しかし、20問をおえて、ラスト15問の応用能力の部門なったら、雲行きが怪しくなってきた…

これまでの解答は、4つの記述から「適当なもの」か「適当でないもの」、または「誤っているもの」を1つ選んで解答した。

しかし、応用能力問題は、4つの記述のうち「適当なものの組み合わせはどれか」や、「適当なものはいくつか」などの問いに、4つの解答選択肢として、組み合わせや数が提示されていて、出題の形式が難しくなったのだ。

これまでは、あきらかに選択肢として違うものを消去法で解答できたが、こういう形式になると1つ1つの記述に確信が持てないと解答できない。

さらに、この応用能力で15問中9問以上正解していないと、全体で合格点を超えていても合格にはならないのだ。

 

こうして格闘すること、2時間。

午前、午後、合計4時間30分にも及ぶ試験を終えた。

こんなに長い時間、試験に臨んだのはいつ以来だろう…

40年前の高校受験?

 

あきらめることなく、試験に臨んだ自分をほめてあげたい。。。

 

試験の手ごたえは、

「ギリギリ、不合格」

半分くらいしか正答できていないような気がした。

 

 

それから、1ヶ月の月日が過ぎた。

問題用紙は持ち帰ってきたが、合格している気がしないので、答え合わせもせず放置していた。

それでも合格発表日が8月15日であることは気になっていた。

長いお盆休み・夏休みを終えて、出勤した8月19日、帰宅すると一通のハガキがあった。

かすかな期待を込めてハガキを開くと、
「合格通知書」の文字が。

image

「うぉ~ビックリマーク

と、奇声を上げるとキッチンから駆け寄ってきた妻に呆れられた。。。

 

 

地球の常識‼

『人事を尽くして天命を待つ。』

 

今回合格したのは一次検定試験。

二次検定に合格して完結する資格なので、これで二次検定を受ける資格を持っただけなのだ。

しかし、二次検定は一定期間の実務経験が必要なので、二次検定受験はもう少し先になりそうだ。