$やさしい暮らし

一見洋風な味を想像しちゃいますが、鰹出汁のさっぱり冷や出汁茶漬けでございます。
セロリもトマトも違和感なく、粗挽き黒胡椒のぴりりとした辛さが食欲を刺激☆
お箸でちぎれるくらい柔らかな鶏胸肉と、カリカリ鶏皮の食感の違いをお楽しみください♪

鶏胸肉をしっとり茹で上げるコツは、沸騰する一歩手前の温度(80℃くらい)で5秒加熱し、そのまま余熱で中まで火を通すこと。
沸騰させてから茹でるとついつい火を通しすぎて固くなっちゃう失敗をしがち。
この方法だと、中までしっかり火は通っているのにしっとりジューシー、というベストな仕上がりになります。

トッピングの鶏皮はしっかり脂を落としてカリカリに仕上げましょう。
皮の裏側を包丁でしごくようにして脂をこそげ落とし、超弱火&出てくる脂をキッチンペーパーなどで拭き取りながら焼くとキレイに焼き上がります。

鶏皮って脂っぽい、にゅるにゅるするからと敬遠される方もいらっしゃいますが、パリパリ鶏皮ならそんなことはございませんよ~
特にビールにはぴったり♪
パリパリ度の違いで酢の物や炒め物、チップスもどきなど、いろんなアレンジができます。
お安い鶏皮。
敬遠したりしないで、いろいろ利用してみてくださいな。



~しっとり鶏胸肉とセロリの冷や出汁茶漬け☆粒胡椒とカリカリ鶏皮~

・ごはん          茶碗に軽く2杯分
・鶏胸肉          60g
・鶏皮           1~2枚
・セロリ          1/2本
・プチトマト        2~3個
・青ネギ          適量
・粗挽き黒胡椒       適量
冷や出汁
・鰹出汁          400cc
・酒            小さじ1
・塩            小さじ1/2

1.鶏胸肉は一口大の削ぎ切りにして両面に軽く塩(分量外)を振る。セロリは薄くスライスし、プチトマトは輪切りにしておく。
2.鶏皮は余分な脂をしごき落とし、軽く塩と酒(共に分量外)を振って極弱火でじっくりパリパリになるまで焼く。
3.鰹出汁を沸騰直前まで沸かして酒、塩を加え調味し、1の鶏胸肉を加えてから5秒して火を止め、余熱で火を通す。粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やしておく。
4.ごはんは流水で洗ってぬめりを取り、よく水気を切って少し大きめの茶碗2つに分けて盛り、1のセロリとトマト、3の鶏胸肉を半量ずつのせる。
4.よく冷えた3をたっぷりかけて、鶏皮と青ネギ、粗挽き黒胡椒をトッピングして出来上がり。


和風出汁とトマト、セロリの相性はかなりGood.

胡椒は洋風のスパイスという認識が高いですが、日本で使われてきた歴史も結構長いんですよ。
沢煮椀の吸い口に胡椒が使われているのはご存知だと思いますが、江戸時代の文献にも胡椒を使ったレシピがあるんだそうです。
うどんの薬味は胡椒だったんですって!
さらに遡ると、奈良時代に造られた正倉院に胡椒の粒が保存されてるとか。

う~~ん… 
奥が深いぞ、胡椒!

沸騰前の温度で鶏胸肉を短時間で茹でるとほとんどアクは出ません。
もし出てきて気になるようなら取り除いてください。
澄んだ冷や出汁が命ですから(´∀`)

実はこの手法、しゃぶしゃぶにも応用できます。
ぐつぐつぐらぐら煮立っているお湯にさっと肉をくぐらせる、正しい方法のようになってますが、そうするとうま味成分を含んだタンパク質がお湯の中に溶け出し、チリチリになってしまいます。
70~80℃くらいの温度が一番うま味の流出が抑えられて、柔らかい仕上がりになりますよ~
いいお肉こそおいしく味わわなければもったいないですから♪




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