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畑のスナップエンドウをやっと収穫。
今年はちょっとした手違い(父のせいだとは言わないけど)があって、スナップエンドウ、ブンドウ豆、絹サヤが寄せ植え状態になってしまい、昨年より収穫が大幅に減少してて…(´□`。)
大好きなスナップエンドウ、大事に大事に食べなきゃいけないようです。

スナップエンドウはものすごく甘味が強くておいしくて、大好きな野菜。
炒める、茹でる、揚げる、蒸す、どう調理してもヤメラレナイ、トマラナイ(`∀´)
これが自分で育てるのを手伝うようになるまでは嫌いだった野菜だなんて信じられないくらいです。

今年の初物は、プチトマトと一緒にゴマ衣で和えていただきました。
茹でてマヨネーズ、もいいですが、もっとヘルシーで豆のおいしさが引き立つ感じ。
練りゴマの濃厚な風味がゴマ好きにはたまらない♪

アメリカで品種改良されて生まれたスナップエンドウ。
しっかり和食の食材としても活躍してくれますよ~



~スナップエンドウとプチトマトのゴマ衣和え~

・スナップエンドウ    20個
・プチトマト       8~10個
ゴマ衣
・練りゴマ        小さじ1.5
・すりごま        小さじ1.5
・砂糖          小さじ1
・醤油          小さじ0.5
・塩           少々
・鰹だし(水)      小さじ1

1.スナップエンドウは筋を取り、さっと塩水で茹でて扇ぎながら冷ます(水に浸けないで)。スナップエンドウを茹でたお湯でプチトマトを湯むきし、半分に切っておく。
2.ゴマ衣の材料を全て混ぜ合わせ、1を加えて和える。


スナップエンドウは生でも食べられる豆です。
茹ですぎると食感が台無しになるので、お湯に入れて濃い緑色になったらすぐに引き揚げてください。

豆類全般に共通するのですが、「茹でてから冷水にとって冷ます」というのはNG.
水っぽくなってうま味が流出してしまうので「岡あげ」(和食の専門用語。茹でたり煮たりした材料を水に落とさずに自然に冷ます方法のこと)し、うちわなどで扇ぎながら熱を取ってください。
豆類に限らず、アクの少ない野菜はこの方がうま味がしっかり残ります。

旬の味、最高~♪






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先日、地域マネジメントスキル講座の第1回があり、聴講生として初参加してまいりました。
大学の演習林内にある施設でお泊まり合宿です。
山の中の静かな川沿いに、その施設はありました…


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こんな感じのお部屋。
二段ベッドが4人分と、パイプベッドが1人分。
そりゃ当然ホテルや旅館のような充実した設備がある訳ではないけれど、シンプルで清潔なお部屋で、なんせ立地環境が最高なのです:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

このお部屋を拠点として、2日間みっちり授業を受けてきました。
といってもこのお部屋、寝る時間以外の滞在時間は10分にも満たなかったのですが…(その理由は後ほどわかると思います)

初講義は授業とはいえ、受講生の親睦を図るという意味合いが強く、座学:実習が2:8くらいの割合だったかしら。
とにかく楽しくて、これからやりたいことがいっぱい見えてきて。
初顔合わせした受講生の面々も、最初は「どんな人が来てるのかしら」とドキドキしてましたが、と~ってもユニークでいい方たちばかり!


そして、「給食のおばさん(笑)」でもある私は、みなさんの食の担当もさせていただいたのです。

前日の打ち合わせ&買い出しのとき、「普段は1食はカレーが入ってたから、カレーにしたら1食分考えなくて済む」と言われたのですが…
密やかに、慎ましく、謙虚にお断りさせていただきました。


聴講生は、先生曰く「戦前から平成生まれまでそろってる」という幅広い年代。
平成生まれならカレーはOKでしょうが、実習で体を動かした年配の方に市販のルーを使った油脂たっぷりのカレーはキツい。
他のメニューにしても食材の好き嫌いもあるし、例えばナンプラーなどの調味料を苦手とする方も多いはず。
予算も潤沢にあるワケではないし…(^_^;)

そうすると、「旬の(安い)食材をふんだんに使って、しかも普段食べ慣れた味に近く、そのときの肉体的&精神的状況に相応しく、短時間でできる(自分も聴講生ですから。授業はおろそかにはできません!)、栄養的にもバランスのよい献立」を考えなければなりません。
しかも料理人は私一人!


あはは…
大変なミッションのようですが、実はすっごく楽しませていただきました(^~^)
そして、史上最強&たぶん今後も現れないだろう素晴らしきアシスタントに出会えたおかげで、思った以上にいい結果を残すことができたのです♪

献立作って段取りをつけて、頭の中でシミュレーションして。
ん~、「これで何とか講義集終了後20分あればいける!」というところまで詰めた上で、当日は集合時間より1時間早めに現地入りしました。

そこで待ってくれてたのは2人の“男子大学生”
二人とも明るくて素直で積極的で、初めての共同作業にも関わらずすごくスムーズに動いてくれて。
お願いしたことは的確にこなしてくれるだけでなく、中でも2日間通して手伝ってくれたO君は「一を知れ(言え)ば十を知る、ってほど完璧なアシスタントぶりを発揮!
盛りつけのこだわりとか、素材の扱いのこだわりとか、食べる人の状態とか、普段私が大切に思ってることほとんど全てを完璧に理解してくれて…


う~~ん…
これからもずっとアシスタントでいて欲しい、と心底思った出会いでした。


結果、講義が終ったら最後の仕上げを残すのみ状態になってて、授業にもさしさわりなく、みんなを待たせることなく、盛りつけと配膳も完璧な仕事をすることができたのでした(`∀´)



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みんな!
協力してくれてありがとう!!!




献立は…

1日目昼:刻みきつね入り讃岐うどん、4種類の野菜とちくわの天ぷら添え
1日目夜:海鮮BBQ(自家製塩麹漬けのサゴシ、自家製ネギ塩和えの烏賊、海老、アスパラガスなど野菜たっぷり)、鶏つくね鍋
2日目朝:卵焼き、長芋の漬け物、きゅうりのもろみ和え、ブロッコリーのゴマ和え、味噌汁、白ごはんorお粥、果物
2日目昼:新玉ねぎと春キャベツがメインの野菜たっぷり温サラダ&かぼすドレッシング、炊き込みごはん、味噌汁

一食目は緊張感もあることですし、サラッと食べられるものを。
BBQは海鮮がメインなので、炊き込みごはんに使った鶏肉の皮は、深夜まで飲み明かす方たちのためにカリカリ炒めにして。
鶏だんご鍋は4杯もおかわりしてくれた人がいて…びっくり!
約30人に米2升を炊いたのですが、途中足りなくなってさらに2章追加するという出来事も( ̄□ ̄;)!!

BBQで残った野菜は翌朝の味噌汁とサラダにします。
疲れた胃にやさしいお粥も選べるようにして、食欲がなくて少量しか食べられなくてもエネルギーを効率的に吸収できる発酵食品を加えたり。
卵焼きは我ながらきれいに焼けたな~と自画自賛です♪

2日目は実習もあり体を使って疲れているはずなので野菜をたっぷり、疲れた体が欲しがる酸味をドレッシングに取り入れて…(ドレッシング用のカボスを箱一杯に持ってきていただいた先生、ありがとうございます!)


麺類、白ごはん、お粥、炊き込みとバリエーションも替えつつ…
おいしくて飽きなくて栄養バランスがよくてサプライズがある、そんな食事を作ってまいりました。

「ここ(演習林)でこんなものが食べられるなんて思ってなかった」と言ってくれたアシスタントのK君、実はキミの言葉でテンション一気にあがったんだよ~~~(`∀´)


結果、残して捨てた食材は何とゼロ!
各個人が残飯もゼロ!!



みなさん大人ですので、無理して召し上がっていただいた方もいらっしゃるはずですが、それでも作り手=私の小さな自尊心を満たしてくれた素晴らしい成果だったと思います。


2日間の合宿の感想を述べる時間の中で、聴講生の方に「おいしい食事をありがとうございました」といってくださった方がいて…
本当に嬉しかったのです。


明日は実習編をアップする予定です。
これまた私にとってはたまらなく楽しい時間だったのですね~







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