poppyとミーの のんび~り修行

poppyとミーの のんび~り修行

知的障害を持って生まれてきたミーとの日々で感じたことや、
試行錯誤しながらの療育の記録を、のんびりペースで綴って
いきたいと思います。



このブログでは主に、知的障害児の長男・ミーの成長の記録や現在の様子、療育の方法や成果などを書き記していきたいと思います。

思いついたままに書いていくため、時系列に沿った記述ではないので分かりにくい上、かなり不定期&スローペースの更新になるかと思いますが、気長にお付き合いいただければとても嬉しく思います。



もしもこのブログの内容によって気分を害された方がいらっしゃったら、申し訳ありません。

ただし、療育や障害についての考え方など、あくまでも私の主観に基づいたものであり、これが正しいとか、これは間違っているなどと断定するものではありませんので、その点はご理解いただければ幸いです。







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5歳現在、有意語(意味のある言葉)はまだ出ていません。

つまり「マンマ(ごはん)」や「ブーブ(車)」、「ワンワン(犬)」さえも言えない段階なのです。

赤ちゃんの時、喃語(なんご…アーアー、バーなど)は出ていましたが、それ以来【はっきりとした言語が出ていない】という点から見れば、ほとんど進歩はありません。


発語の訓練のため、4歳頃(現在お世話になっている療育施設に通い始めて)から、「いただきます」「ごちそうさまでした」「ありがとう」「さようなら」「おはよう」「いってきます」「ただいま」などの挨拶、または「おかわりちょうだい」「お茶ちょうだい」などの要求は、発音させるようにアドバイスされ、もう2年近くそのように取り組んできました。

もちろんその通りに発音はできないので、「いただきます」は【いああいまう】、「いってきます」は【い、えいまう】というように、蚊の鳴くような声で絞り出すだけです。

が、これも根気強く月単位、年単位の時間をかけて取り組めば、決して無駄なことではないと、まだ言葉が出ていない現在でも強く感じています。

ごはんを食べる前には、席に着いたら必ず手を合わせて、大人に「い・た・だ・き・ま・す」と一音ずつリードしてもらいながら発音することが習慣になっているので、食べる前には手を合わせて必死に「もう食べようよ~」のアピールをして待っており、決して勝手に食べ始めていることはありません。

もちろん現時点ではまだ、【いああいまう】が挨拶である、という認識はないと思いますが、少なくとも本人にとっては「この過程を経てからモノを食べる」という位置づけはされているようです。

これがいずれ挨拶というものと結びつき、脳につながる段階が来た時に、今やっていることが意味を持つものとして本人が理解すると信じて取り組んでいます。


ペタしてね


ミーは妊娠39週の時、至って健康な体で生まれてきました。体型も標準です。

妊娠中も、ずっと逆子だったことを除いては特別問題もなく、その逆子も土壇場の38週でひっくり返ってくれたおかげで、無事に普通分娩で出産できました。


0歳代の成長で気になった点といえば

★新生児の頃、とにかくよく吐いた。ちょっと体を動かしただけでも嘔吐して、生まれて1ヶ月間は体重もろくに増えなかったほど。

★首が据わるのが、標準よりちょっと遅いのかな?と感じたこと。

★なんとなく、目(視線)があまり合わないような気がする。

この3点くらいだったように記憶しています。


標準よりやや遅めの月齢で首が据わってからは、寝返り、お座り、ずり這い、ハイハイ、つかまり立ち、つたい歩きなどの身体的な面は、ほぼ標準に沿って発達していきました。

ただ、標準なら9~10ヶ月くらいにはできているかな?という【指で小さなものをつまむ】という行為は、私の記録を見る限りは、できていなかったようです。

きっとこの月齢の赤ちゃんなら、タマゴボーロなどを指でつまんで口に運んだりできるのに、ミーにはそういう仕草が見られなかったのだと思います。

(私も今となってはこのあたりの記憶が定かではないので、母子手帳などの記録に頼りながらの記述なのですが…)


6歳近くになった今も、指で器用にモノをつまむことが苦手なミーです。

普通の子なら親指と人差し指でつまむところを、ミーは未だに親指と中指・薬指で持とうとするのです。

赤ちゃんがおもちゃなどのモノを持とうとする時には、初めは【小指・薬指・中指】の3指あたりを使って握り、成長するに従ってだんだんと【親指・中指・薬指】あるいは【親指・人差し指・中指】などの3指でつかもうとする…そのような過程を経て、徐々に親指と人差し指の2指で器用にモノもつまめるようになっていくと思うのですが、ミーはまだまだ健常児のように人差し指を使うことはできません。


「人差し指は知恵の指」と聞いたことがありますが、本当にその通りかもしれないな、と感じます。


                             ペタしてね

結婚2年目に授かった、待望の赤ちゃん。27歳で出産を迎えました。

私達夫婦の第一子・ミーは、知的障害を持って生まれてきた息子です。


ミーが生まれて、もうすぐ6年。

もちろん数え切れないほどの喜びもありましたが、絶えず悩みや困難にも直面し続ける日々です。

そんな毎日の中で感じたことや療育についてなど…今までのこと・これからのことを、時間の許す限り少しずつ、記録していく意味も含めて綴っていきたいと思っています。


障害児の受け止め方、育て方、療育の仕方。

親の数だけ、専門家の数だけ考え方があり、私の考え方に対しても賛否両論あると思いますが、もしも同じ悩みを持つ方に「ああ、そういう方法や考え方もあるのか」と思っていただいたり、それ以外の方にも、参考程度に一読していただければ、とても嬉しく思います。