昨日の続き、誉八です。
埴輪の池にはきれいな花が咲いてました。
これが雄略紀の赤馬伝説の像です。
赤馬と埴輪形馬のお話です。
昔々、河内国飛鳥戸郡(現在の大阪府羽曳野市飛鳥)の田辺史伯孫(タナベノフヒトハクソン)さんとゆう人物がいました。
ある日、田辺さんは、古市郡(現在の大阪府羽曳野市古市)に住んでいる娘が、孫を生んだので、そのお祝いに行きました。
その夜の帰宅途中、誉田山古墳のそばまで来たとき、赤馬に乗った人物が、田辺さんの横をピューっと、通り過ぎていきました。
その赤馬は、特殊な能力を持った馬でした。
現在でゆうと、10種競技の金メダリストとゆうた感じでしょうか。
田辺さんは、どうしてもその赤馬が欲しくなり、赤馬に追いつこうと努力をしました。
丹比真人嶋が、中国電力の尾方選手に追いつこうと、もがいても無理なのと同じで、努力の甲斐なく、去っていきました。
しかし、しかし、人間捨てたもんやありません。
赤馬の持ち主が、田辺さんの切なる思いを知ると、止まってくれました。
そして、そして、奇跡が起こったのです。
赤馬の持ち主さんは、田辺さんの葦毛の馬と交換してくれたのです。
大喜びの田辺さん、その日はウキウキで赤馬に餌をあげて、眠りにつかれたそうです。
でも、どの時代もウキウキ気分はそう長くは続きません。
翌朝目覚めた田辺さんは、馬小屋をみて驚きます。
なんとなんと、赤馬がいないのです
赤馬は、埴輪の馬に変わっていたのです。
不思議に思った田辺さん、何故か誉田山古墳へ行ったのです。
田辺さんの予感は、見事に的中
田辺さんの葦毛の馬が、埴輪の馬の間にいました。
田辺さんは、埴輪の馬と葦毛の馬を交換して帰宅しました。
田辺さんは、さぞやがっかりしたでしょうね。
めでたし、めでたし…かどうかわかりませんが、
これが、赤馬の伝説です。