最近読んで面白かった本がコレ
僕は君たちに武器を配りたい
瀧本 哲史 著
この本を読んでて、会計士の友達が以前言っていた言葉を思い出しました。
「会計士は医師や薬剤師と違って、専門の大学を出る必要がないから、
勉強して試験さえ受かれば誰でもなれる。
そういう意味では間口が広い。
何年もかけて試験に受かっても、
リーマンショックで顧問先である企業がつぶれてしまい
会計事務所も厳しい今のご時勢・・・
難関といわれる試験を通っても、就職難が待ってる。
運よく就職できてもボーナスカット・・・ホント厳しいよね~ 」
でも、薬剤師が就職難の時代も、遅かれ早かれやってくると私は思っています。
薬学部が4年制から6年制に変わったときに、薬学部が乱立。
私の母校の武庫川女子大学の薬学部も約10年前は20倍の倍率が、今では数倍・・・
もうすぐ6年制の薬剤師が大学を卒業して、社会人として世に出てきますが
病院の数や薬局が急激に増えたわけではないので、ゆくゆくは薬剤師も必死に就職活動する時代がくるのは明らかですよね・・・
国が政策であげている「医療費削減」
ジェネリック医薬品が生まれ、特許が切れた薬品をいろんな会社がこぞって製造しています。
技術が進んだ今の日本では
「同等の薬が作れるのであれば、少しでも安いほうがいい!」という意識が定着しています。
薬もコモディティ化して、価格競争の渦に・・・
薬価が下がると次は診療報酬の削減も
次々と診療報酬が下がる=病院の収入が減る=私たちのお給料も下がる!?
・・・薬剤師のワーキングプアももう目前かもしれません。
一流企業が破綻していく昨今
どうやって乗り切っていけばいいのか・・・
この本には最近ニュースにもなった某有名会社がどうして破綻したのか
様々な例題を取り上げてわかりやすく経済の流れが書かれてあります。
また、この本の中に
女子学生の3分の1が「将来は寿退社をする」ことを考えているという報告があると記載されていました。
自分の人生を旦那さんに100%賭けるなんて、なんてリスキーな・・・
一生健康に働ける保証もないし、絶対潰れない会社も存在しない
「一流企業に就職した旦那さんなら一生安泰だ」という都市伝説みたいなことを信じている学生さんがいることに正直驚きました。
自分の人生を人任せにして本当にいいの???
是非女性の方にも読んで欲しい本です。
この本に書いてあることが全て正しいとは言いませんが
少なくともこの著者の講義を受けて
危機意識を持った京大生が年間何十、何百人と輩出されているのは事実です。
あなたはこの武器(本)を手に取りますか????
Kae
Android携帯からの投稿