今日は満70歳の誕生日。杜甫の詩に「人生七十古来稀なり」とある。

 

いつものように5時頃に起き、居間でTVを付け、うつらうつらとTV体操(6:25)まで一休み。それから散歩に出る。街角や公園の草木の芽吹きで、新緑の風景がみえ始めている。


 

朝の報道番組では、オバマ大統領の国賓としての来日予定が決まったこと、一方では難航する日米TPP交渉、さらに小保方騒動の余韻などのニュースが報じられていた。

 

今日、午前・午後と来訪者があり、合間をみて日常業務を処理する。

 

いつもの日常がこれからも続くことになろうが、何となくこの日で一人を一区切りしたい思いが強い。次は「喜寿(77歳)」「傘寿(80歳)」と命を永らえば寿印が押されるが、余生をいかに楽しめたかで、その印の大きさが変わるのであろう。「余生」の生活入りにあたって、自らへの願文を記したい。「働くを永らえ、食ほどほどに、命尽くるままに」と。

 

 

我々は健康診断で病を自覚することも多い。健康診断の結果は、健康に関わる決められた判断基準に従って医師の判断を受け伝えられる。基準値を外れると投薬治療を受けることが多い。

 

素人判断であるが、「男女差」や「年齢」などでの基準で判断されなければと疑問を感じていた。日本人間ドック学会と健康保険組合連合会は、このほど血液検査などに従った健康診断や人間ドックで「異常なし」とする数値を緩めることを明らかにした。

 

新基準の中には従来の専門学会の基準と大きく異なるものがあり、「健康な人」が増えそうだ。ただ医療現場からは「油断に病気を見逃してしまうリスクがある」との声も上がっているが、判断はプロとして医師が判断することである限り、リスクを見逃すことは少ないと考えたいものだ。

 

今回人間ドック学会は2011年に人間ドックを受診した「約150万人」のうち、持病がなく薬も飲んでいないなど、健康な「男女約1万人」を抽出し、この人達の検査値を基に「健康」と判断できる数値の範囲を決めた。
【日経新聞
2014.4.11

 

従来は「129以下」を「異常なし」としている収縮期血圧は「147」で健康に。肥満度を表す体格指数(BMⅠ)も、現行25以上を肥満とされているが、「男性―27.7」「女性―26.1」までは健康になった。またLDLコレステロールや男性の中性脂肪、アルコールによる肝障害の指標になる「γ-GTP」は大幅に変わった。

 

人間ドック学会は今後も追跡調査をし、できるだけ早く新基準を正式に決め、検診を実施する医療機関に呼び掛ける方針とか。ただ糖尿病などの持病のある人は新基準が当てはまらない可能性があるとして、医師の指示に従うよう注意を促している。

 

医師は「受診者には朗報。自分の体を気遣って積極的に受診する人は安心し易くなる」、一般人は「健康の幅が広がることに油断せず、日々の生活に節制の心を持つべきだ」との声が真っ当なところだ。

 

 

 

 

ブログを始めたのは2011年11月、自らの行動と関心があった新聞記事を残したいとの思いで始めて、今日まで毎日継続して取り組んできました。しかし、これから余生の時代に入ることを期に勝手ながら終了させていただきます。私事にクリックしていただいた皆様方に厚くお礼申し上げます。

 

なお関心がある新聞記事のまとめは、引き続きAKRのブログに「世の中 知っトク情報」として取り上げます。

 

中国故事が教える人生五計説の「老計」から「死計」へと好奇心を持って踏み込みますので、今後ともよろしく何らかの形でお付き合い下されば幸いです。

 

ありがとうございました。