スマートメーターのIP化で得られるユーザーメリット | カワシマンのこころざし

スマートメーターのIP化で得られるユーザーメリット

今回東電はスマートメーターで利用するネット接続仕様を、世界標準のIPにすると折れた形になったわけですが、おとといまで東電が抱いていた魂胆を説明する記事(2012/4/3)を見つけました

◆村上憲郎のグローバル羅針盤(31)
「時代遅れ」の東電スマートメーター仕様、新たな電力システム構築に壁

この記事が書かれた四月時点では、独自開発のネットワーク技術で接続して新たに開発した高額の専用メーターを家庭に売りつけ物販により利益を得ようとしていたのです!

メーターを付けるとネットを通じて遠隔検診ができるため、実際のところ東電側は検診員の人件費削減ができるのです。

なんたることでしょうか?

IP接続することで手持ちのPCにデータを読み取ることも可能にする訳で、各電気機器の電力使用量をチェックし利用を制御するといった夢も広がるのです。今回その方向になったことはユーザーメリットであり喜ぶべきです。

しかしIP化の発表により、例えば先月発表したNTT東日本「電力見える化サービス(仮称)」がほぼ不要になるということも言えそうです。

スマートグリッドの道に舵取りと全速力での進行が急がれます。