日本は円高がいい!
・輸入原材料、食品コスト低下で物価を下げる、
・実質賃金が上昇、実体経済は好転する。
円安はだめ!
・輸入原材料、食品コストアップで物価を上昇させる、
・輸出利益は大企業に入り、内部留保化、労働者に配分されない、
・実質賃金は低下し、実体経済は停滞する。

https://twitter.com/sugi_moira/status/1125963802002898944

 

その円相場は金利と連動する。

 

金利が高ければ、円転で儲かるわけだから円高になり、金利を下げるほど円安になって国を衰えさせる。

 

逆に金利が高ければ預金利息がインフレ率を上回り年金生活者の生活費の足しになり、年金資産の債券での安定運用の手助けになる。

 

円安誘導と無意味な金融緩和(借り手もいないのに金利だけ下げる)という逆行は、その収入増・支出抑制両方の途をふさぐ自殺行為に他ならない。

 

日本は利益の再配分が行われない国、企業は、対労働者と同じ様に対消費者で圧倒的に強い殿様商売しかしていないから円安によるコストプッシュを口実に、賃金を下げ(あるいは横ばい)物価を吊り上げる。

 

円安による輸入物価高騰でのコストプッシュで経営が苦しい、これだけ見ればわからんでもない。

 

しかし、1ドル80円でコストプッシュがなかった時期にも屁理屈をつけて企業は賃上げを渋っていたのだ。

 

しかも円安にしても輸出競争力は回復せず、円安によって見かけの円建て数値のみ大きく見せた(ドル建てでは激減)しているわけだから貨幣価値からみて企業も損をしているわけだから、結局円安誘導なんて日本を衰退させるだけで何の意味もないスタグフレーションの元凶だということだ。