悦に浸るためのゾーン及びフロー | 川瀬大樹のブログ

川瀬大樹のブログ

素朴で和み系の動物画を展開しております。
主に関西を拠点に構えながら作家活動を
幅広い範囲に渡り展開させております^^

我を忘却しながら、


ひたすら没頭できる領域というのが存在する。


よく言われるゾーンや、フローが


これに相応すると思われる。


例えば制作。


昨日だと3時間を超えた辺りから、フローの域に没入していたのだ。


手が自然と動きながら、在るべき場所に線や色を


自動記述するかの如く置いてゆく。


そこには、他人の評価だとか、


第三者の目線などが一切入ってこない。


ひたすら己の心地よさに浸りながら、


サンクチュアリなる聖域が続いてゆくのだ。


どんな事柄でもそうであるが、


踏まえて乗り越える、


これを前提に添えない事には、真なる美酒は味わえないのだ。


楽というのは主に、


途中で投げ出す、道半ばで放棄するなど


中途リタイアの意味合いがあるように思うのだが


楽=何も得られない=懺悔及び後悔、という図式が出来上がるのだ。


例えばウォーキングマシーン。


それなりの速度で1時間こなせば、きつい場面は当然あるよ、


中途でサジを投げたいと、ふと、止まるボタンに目がいってしまったりと...笑


しかし、しかしだ、


楽=後悔と懺悔、の道しか用意されてないのを、知っている。


絵の制作も始めは線のノリが悪く、


もう今日はダメなんじゃね?


気分が下向きだわ..つう風になるよ。


けれど、


けども、


それらを踏まえて乗り越えた先に


フローにおける美酒的なるゾーンが用意されてるのだ。


1時間ウォーキングを終えて得られる美酒であったり、


3時間を超えてようやく訪れる我執を超えた


真の個における正なる悦楽。


美酒に酔いどれな!


美味なる果実は高い高い崖の上の木々に


たわわと実っているのだ。


早々と、簡単には味わえないんだな、これが。


踏まえて乗り越える、


波乱万丈の航海を経由後、


念願の大陸を発見しようではないか、


フロンティアよ来たれり!


ふと、ウォーキングテッドの一場面を思い出したので


最後に、それを引用して、タイピングを終えようか。


オフィスに掛かっていた、嵐の真っ只中、マストを全開にしながら突き進む船。


それの下のエンブレムには、こう記されていた。


「穏やかなる航海のみでは良質なる航海士は育まれない」