HCK48ブログ最終回「補聴器に対する要望」
今回のテーマにつきましては一言で言ってしまうと、
「自然の」というか、「普通の」というか、
人間の生まれ持った耳と同じように聴こえる補聴器が欲しいですね。
これ、究極の要望です!
昨年6月に、秋葉原での「補聴器フォーラム」に行って参りましたが、
そこで全国の聾学校生による「未来の補聴器」だったかな…
絵画の展示が行われておりました。
その中で、
「こんなのがあれば、本当に良いだろうな」と
共感したものがたくさんありました。
また、この子たちもいろいろ苦労しているのだなぁと、あらためて感じました。
人間の生活の中で、一番大切なものはコミュニケーションだと思います。
私を含め聴力障害者は、その「一番大切な」能力をうまく発揮できず、
もどかしい日々を過ごしているのです。
その能力の不足分を補ってくれているのが、補聴器です。
ですが、補聴器は残念ながら本当に自分に適したものには、なかなか巡り合えません。
私自身も、ヒヤリングセンター神奈川さんと現在使用中でお気に入りのTOUCH-Trueと巡り合うまでに20数年の歳月を要しました。
そして、難聴仲間には未だに最適の補聴器に出会えない人達も大勢いらっしゃいます。
人工内耳を着けるほどの重度でない私のような中途半端な難聴者には、
補聴器は必需品…というより、もうまさに身体の一部なのです。
ですから、元々自分の身体に備わっている耳と同様な機能の補聴器を求めるのは、
とても自然なことと思います。
補聴器の制作や販売に携わっておられる方々には、
難聴者は多かれ少なかれ、私のような思いを抱いていることをご理解のうえ、より安価で、より自然の耳に近い、補聴器造りに励んで頂きたいと願っております。
最後に、この一年間、4回に亘る私のブログをご精読の皆様に御礼申し上げたいと思います。
ありがとうございました。
いつかまた、お会いしましょう♪ ご機嫌よう、さようなら