シンスプリントについて3 | 川﨑病院 スポーツリハビリ 活動&学びのブログ

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福岡県八女市にある川﨑病院スポーツリハビリのブログです。
院内外での活動報告。疾患に関する知識。予防に関する知識。
皆様に少しでも役立つ内容を掲載していきます。

今回まで、「シンスプリント」についての
お話をしていきたいと思います。
今回は、特に予防・再発防止のトレーニングの話を中心に行いますね。

まず復習です。

「シンスプリント」は、
スネの内側(脛骨の下側1/3)に痛みが発生
します。

運動を始めた直後、運動後に痛みを伴うことが多いですが、
症状が進行すると、日常生活の中でも痛みを生じるようになります。

症状が発生しないような予防、または再発防止のためのトレーニングを行うことは非常に重要です!!


【エクササイズ1:タオルギャザー】

足の指でタオルをたぐり寄せる運動です。
足指や足底の筋肉の強化ができるので、土踏まずのアーチ回復に効果的です。


【エクササイズ2:バンドエクササイズ】

セラバンド(エクササイズチューブ)を足首に巻きます。
1.バンドを引っ張りながら足首を下に動かしていきます。
2.バンドを引っ張りながら足首を内側、外側に動かしていきます。


【エクササイズ3:足首周りのストレッチ】
1.つま先上げストレッチ
 壁にもたれかかった状態で、つま先を上げます。しばらくキープしたらゆっくりとつま先を降ろします。これを繰り返します。

2.アキレス腱ストレッチ①
 膝を伸ばした状態でアキレス腱を伸ばします。つま先が身体に対してまっすぐの方向を向くように気をつけましょう。

3.アキレス腱ストレッチ②
 膝を軽く曲げた状態でアキレス腱伸ばしを行い、そこから下に向かって体重をかけていきます。①のストレッチよりも下の方が伸ばされる感じがすればOKです。


練習を休んでいる期間、体力が低下しないように体幹トレーニングなどを取り入れることもあります。
体幹トレーニングに関しては、また後日紹介していきますね。

【本日のまとめ】

・シンスプリントはスネの内側に痛みが出現する。

・ケア1:練習を休む

・ケア2:アイシングを行う

・ケア3:十分なウォーミングアプを行う

 

次回は、違うスポーツ障害の説明を行っていきます。
ありがとうございました。