昨日の摂津市議会で、大阪府に対する「PFOA等についての敷地内濃度の公表を求める意見書」が全会一致で可決された。


内容は、PFOAの主たる汚染源のダイキン工業が、企業秘密だとして未だに公表していない、敷地内地下水や公共下水への放流水のPFOA濃度を、早急に公表するよう大阪府が促すことを強く求めるというもの。


この意見書は、共産党会派の提出した案を修正したもの。

修正した主な点は2つ。


1つは、「ダイキン」と企業名で書いていたところを「市内化学メーカー」としたこと。


2つ目は、共産党案では、大阪府自身がダイキンの敷地内濃度を公表することを求めていたところを、ダイキンが自主的に公表するよう大阪府が促すことを求めるとしたこと。


実は、大阪府と摂津市とダイキンは毎年「神崎川PFOA対策連絡会議」というものをやっていて、ダイキンはそこに敷地内濃度の資料を提出しているのだ。

でも、他へ数値は出さないでほしいとダイキンから頼まれ、府と市はダイキンの秘密を守ってあげている。


最近は、市民の声に押され、府と市がダイキンに「公表したら」と言ってる場面もあるようだが、ダイキンは相変わらず応えようとしない。


意見書は、共産党案からは少し薄まったけど、それでも、摂津市議会全会一致で「ダイキンの敷地内濃度公表を求めてるんだ!」ということを見える形で出す意義は大きいと思う。


これも市民の強い働きかけあってのこと。


さて、ダイキンさん、世界的企業の社会的責任において、もう敷地内濃度公表は避けて通れないことではないの?

みーんなが見てますよ。