「西国観音三十三所巡り」西国観音七番札所・岡寺(龍蓋寺)創建は天智2年(663)草壁の御子が住まわれていた岡宮を仏教道場として義淵僧正に下賜された。義淵僧正は天智天皇から聖武天皇に仕えた当時随一の高僧で門下生からは行基、良弁、道鏡、玄昉などの高僧を輩出している。本尊は如意輪観音菩薩(重要文化財)我が国最大の塑像でインド・中国・日本の三国の土で弘法大師が作られた。如意輪観音像は仏事を意のままに悉くかなえてくれる観音さんで、西国観音霊場として千年の歴史がある。寺院の正式名は龍蓋寺で義淵僧正が優れた法力の持ち主で、その頃にこの寺の近くで荒らす悪龍がいて、義淵は法刀によって小池に封じ込めて退治し、大石を蓋にした所から、龍に蓋をする池、龍蓋池と呼び、寺名も「龍蓋寺」と言ういい伝説がある