大阪市北区JR天満駅徒歩1分の漢方鍼灸院 かわかみ吉祥堂。 ココロとカラダの新陳代謝の回復

大阪市北区・JR天満駅徒歩1分、地下鉄堺筋線扇町駅1番出口徒歩1分の漢方鍼灸院。当院は月経前症候群(PMS)・未(不)妊症、自律神経疾患、小児科疾患などでお悩みの方が多く来院されている漢方鍼灸院です。一般に知られていない漢方鍼灸の効果についてご紹介させて頂きます。

$大阪市北区JR天満駅徒歩1分の漢方鍼灸院 かわかみ吉祥堂。 「もっと早くここに来たら良かった!」------------------------

テーマ:
患者:10歳 男性
初診日 '10年9月9日

【主訴の状態】
<起立性調節障害に伴う吐き気・動悸>
来院2週間前より、起きている時間帯、吐き気・動悸が間歇的に続く。
吐き気はあるが、悪心のみで実際には吐かない。
日によって異なるが、朝~夕方続いたり、30分程度で治まる場合がある。

まず動悸が起きて、その後に吐き気or頭痛or腹痛が起きる。
3つのうち最も多いのは、吐き気。
 
病院では起立性調節障害と診断され、血圧を下げる薬を処方されるも変化なし。

〇発症経緯と主訴の増悪因子
夏休みに学童保育の教室に入った際、
清掃したカーペットから、きつい臭いを感じた。

それ以降、臭いに過敏になり、本症状が現れてきた。
排気ガス・お香・臭いがきつい食べ物などの臭いを嗅ぐと出現しやすい

〇主訴の緩解因子
楽しいこと、飴をなめるなど気を紛らわす

【七情・性格】
ストレスは、特に自覚していないが、母曰く、繊細な性格とのこと。

【その他の症状】
熟睡感が無い
寝付き・寝起き共に悪い
胃痛
乗り物酔いしやすい
 
【体表所見】
脈診:滑弦
舌診:紅舌、白膩滑苔
腹診:全体的に拒按で触れにくい、心下の邪(緊張)、臍周りの冷え
背候診:右膈兪から上の熱、左膈兪から上の冷え、至陽の圧痛、左膈兪の実

【診立てと処置】
肝鬱気滞⇒気逆

後谿、至陽、百会、霊台、膈兪から基本1本、ときに2本
 
【吉祥堂。の見解】
起立性調節障害とは、自律神経失調症の一種。日本の中学生の約10%にみられ、特に思春期の子供に多いとされています。

起立性調節障害には、主に以下の症状が現れます。
 
起立性調節障害の主な症状・朝に起きられない
・立ちくらみ
・全身倦怠感
・食欲不振
・立っていると気分が悪くなる
・失神発作
・動悸
・頭痛
・夜になかなか寝つけない
・イライラ感・集中力低下

小学校高学年から中学生の思春期前後の子どもでは、このような朝起きの悪さ、たちくらみ、頭痛、腹痛、全身倦怠などの身体不調を訴えて小児科を繰り返し受診することがあります。

しかし一般的な診察や血液検査では該当する異常を認めない場合、多くは起立性調節障害(OD)と診断されます。起立性調節障害は、思春期で最も起こりやすい疾患の一つであり、頻度は約5~10%と大変に多いものです。

ODの子どもは、朝起きが悪く、なかなか起きません。一日中ごろごろして、夕方になって元気になり、逆に夜には寝付けません。学校を欠席したり引きこもりがちになるので、最近、小児科では注目されているものの、これといった対処法が見つかっていないそうです。

一方、漢方医学的には、上記の症状に対する診立て方、処置が確立しています。

成長期を迎える小学生・中学生は、体内で成長するエネルギーが活発に動いています。
漢方医学では、肝腎といった、成長に関わる臓器が活発に働いていると考えています。

そんな時は、他人の言動や環境といった外部刺激に対して、過敏に反応しやすくなります。

こちらのお子様への問診では、
家族・友人に関わる、対人関係に関わるストレスは確認できず、
刺激性の強い臭いに対しての過敏に反応しやすい、ということでした。

問診で問題の所在がはっきりしないときは、
体表所見で明確にしていかないとなりません。

すると、
脈、背中、手足のツボなどに、外部刺激に対する過敏反応を示しやすい
所見が現れていました。

そこで、過敏反応を縮小化する治療をしていくことで、
1ヵ月ほどくらい治療して、諸症状が次第に落ち着いてきました。

<思春期のお子様を育てられているご両親へ>
起立性調節障害のような、思春期特有の自律神経失調症にも、
漢方式の鍼灸は、大変有効な治療法であることを、
頭の片隅に入れていただきましたら幸いです。
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テーマ:
患者:46歳 女性
初診日 '11年11月2日

【主訴の状態】
<腎臓・尿管結石が関与する肩凝り>
 
〇症状
生理2週間前から直前に、結石が溜まる間隔が生じてくると、
首・肩・背中の凝りがきつくなる。
 
水が滞ったように重い。
歩行中は腕が重力でもげそうな感覚がある。
きつくなってきたのは、40歳、14年間のエジプト滞在からの帰国後より。

〇結石の増悪因子
ストレス時
夏に汗をよくかいた後

【その他の症状】
生理2週間前より出る症状:胸苦しさ・動悸・息切れ
足のほてり
左腕・左脚のしびれ
胸やけ・胃もたれ
生理時の下腹の痛み
のぼせやすい
倦怠感

【生活環境・発症経緯】
幼少時
便秘傾向で、3~4日大便が出ないと、吐き気を催しやすかった。

20~27歳
短大卒業後、就職。
当時、バブル時期だったので、給料も良く、それほど大きなストレスの覚えなし。
外食では、肉食多かった。

24歳
腎臓結石

27~40歳
エジプト滞在

32歳
生活習慣が乱れがちで、尿管結石。
30代に合計3回なった。

40歳
日本帰国後、両親との同居が苦痛で、ストレスが溜まる。
帰国後、来院時の会社に就職。
ほぼ1日パソコン作業で、運動の習慣が無い。

高湿度になると、体調を崩しやすい。

浮腫みが目立ち始め、体調を崩しやすくなった。
夜中、呼吸困難により目覚める。

41歳
乳腺症

42歳
子宮筋腫

その他
好物:肉食
口渇・口の粘り・口苦
氷入りの冷飲を好む
上半身を中心に汗をかきやすい

【体表所見】
脈診:滑、左は弦
舌診;暗紅、白膩苔、乾燥
腹診:心下、右脾募、胃土の邪
背候診:右心兪から右胃兪実(特に胃兪が顕著) 左心兪の虚
     左右の膀胱兪の虚

【診立てと処置】
肝鬱気滞血瘀
脾胃~膀胱への水湿の停滞⇒湿熱
腎虚

不容、申脉、照会、百会、後谿、梁門より一穴選択

【吉祥堂。の見解】
首・肩・背中凝りを主訴として来院された方です。
腎臓結石の発作的な痛みと連動して、主訴の肩凝りが増悪するようなので、
結石そのものの成り立ちを踏まえて治療する必要があります。

結石は、漢方医学では、淋証の中の石淋に分類されます。
淋証とは、
 
排尿が頻繁、少量の尿で出にくい、刺痛、残尿感、下腹の締め付けられるような痛み

といった症状を伴う、病証(症状群)を指します。

当該患者さんは、上記のような尿症状に異常は診られないものの、
結石は実物で検査で確認されているようなので、
病理産物である結石を、漢方医学でいうところの石淋として検討しました。

この石淋が形成されるのは、次のように成り立ちがあります。
 
辛いもの・脂っこいもの・甘いものの過度の摂取、飲酒過多、ストレス過剰によって、
体内を流れる津液が煮詰められ、次第に煮凝りのように固形化したものが石となって、
腎臓や尿管などに溜まることによって形成されます。

初診から5回目までは、水分代謝の体表所見が顕著だったので、
まずは水と気の流通をよくすることを考慮した治療を行いました。

すると、次第に大便の出が良くなっていく共に、肩凝りが軽減していったそうです。

5回目までに症状は、落ち着いていったので、
それ以降は、健康管理として、月に1~2回来院されるようになりました。

治療する立場としては、たかが肩凝りと侮ってはなりません。
このように肩凝りの背後にある症状も踏まえて治療することは、
鍼灸治療では非常に大切なことです。

漢方医学には、西洋医学と違って、
体丸ごと一つとして把握する診立て方があります。

諸症状を幾つも併せ持たれている方は、
漢方的な鍼灸治療があることをご検討してみてはいかがでしょうか。
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テーマ:
患者:34歳 女性
初診日 '12年7月28日

【主訴の状態と発症経緯】
<腰痛>

〇症状
前かがみになると、腰がはずれそうな感じがある。
腰椎と仙骨の移行部のひきつれる痛み。

'10年2月 妊娠5か月目より徐々に腰痛になった。
それまでは、腰痛の自覚が無かった。
東京から大阪に引越しをした時期。荷造りで痛めたかは分からない。

'11年11月にギックリ腰になり、整形外科受診
 
〇主訴の増悪因子
前かがみ
起床時
冷えた時
子供を抱っこする時

〇主訴の緩解因子
もむ
腰を動かすと、やや軽減

<PMS>

〇症状
長女出産後、1年2ヵ月してから気になりだした。
生理2週間前から、イライラしやすくなる。
倦怠感が顕著になり、何事もやる気が起きない。
めまい。
風邪を引いた訳でもないのに、微熱と関節痛。

【その他の症状】
肩・首の凝り
足がだるい・ほてる
アレルギー性鼻炎
雨の日に体が重い
ここ5年胃が痛く、もたれやすい
左肋骨の下、お臍周辺から下辺りの腹痛
両肘が痒い
足が冷える

【生活環境】
秋田県出身 2人兄弟の長女、下に弟

<幼少期>
元々風邪を引きやすく、小児喘息だった。
父方の祖父母と同居。
父と祖父の仲が悪く、母・祖母は二人の揉めている様子を黙って見る方だった。
その影響か、幼少期より家族の顔色を伺う傾向があった。

<就職後>
IT関係の会社に勤務(SE)。
仕事は楽しく出来たが、忙しく徹夜がたまにあった。
 
27歳の時、うつ病発症
やる気の低下、倦怠感、胃痛、頭がボーっとする、現実感の消失、不眠
うつ傾向の同僚が多かった。

左肋骨下あたりが痛むことがあった⇒慢性膵炎
CT検査にて、膵臓に石灰化した組織が見つかった。

29歳で結婚と共に東京へ。1年半の休職で、徐々に体調が良くなってきた。

31歳 SEを再開。
    姑と性格が合わず、ストレスが溜まっていた。
    不妊治療を開始。この頃よりPMS出現。

32歳 長女出産

【性格】
人の顔色を伺って、気を遣いやすい。人の言動を必要以上に気にしやすい。
一見サバサバして見られるが、ストレスに弱い。

【体表所見】
脈診:滑不足、右関上に枯、尺位弱いが押し切れ無し
舌診:暗紅、白膩苔、湿潤
腹診:心下、臍周、両肝相火
背候診:右心兪~右脾兪の実、右腎兪・膀胱兪の虚、右胞肓の冷え

【診立てと処置】
肝鬱気滞血瘀>腎虚

天枢、百会、後谿より一穴選択
 
【吉祥堂。は、こう考えて治療しました】
妊娠・出産による体内環境のダイナミックな変化により、
体調を崩される女性がいらっしゃいます。
その多くは、ホルモンバランスや自律神経の乱れが影響しています。

漢方医学では、ホルモン分泌や自律神経機能を五臓六腑の機能に置き換えることで、
妊娠・出産後のお体のトラブルについて検討していきます。

この患者さんの場合の妊娠時の腰痛と出産後のPMS症状は、
妊娠前からの精神的ストレスと仕事の過労が大きく影響していることが、
問診や体表所見によって明らかになりました。

そこで、漢方医学的には、
 
精神的ストレス⇒肝鬱気滞血瘀
仕事の過労・妊娠⇒腎虚

と診立てました。

通常は、二つの要因の主従・優先順位をつけて、
一つずつ問題を解決していくことが治療の本筋です。

しかし、この患者さんの場合は、お体の所見から、
肝鬱気滞血瘀と腎虚の両面へのアプローチした方がいいと判断し、
お臍の横にある天枢というツボへ治療致しました。

2回の治療で、脈力が付いてきたところで、
肝鬱気滞血瘀メインの治療にしたところ、
腰痛症状が徐々に落ち着いてきました。

また、それに伴い、PMS症状も落ち着いてきました。

妊娠・出産の体内環境の変化が体調に影響することは先述しましたが、
それらに伴って生活環境も変化します。

生活環境⇔心・体⇔体内環境

という形で、相互に繋がっています。

妊娠・出産時のお体のトラブルは、大変辛いものですが、
内(体内環境)と外(生活環境)のマワリを整えるいい機会とも捉えられます。
 
吉祥堂。では、
内外のマワリのバランスを考慮していきながら治療させていただきます。

妊娠・出産に伴い、体調を崩された方、
漢方的鍼灸で、体内環境を整えてみませんか?

※治療効果は個人によって異なります。効果を保証するものではございません。


 
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テーマ:
患者:62歳 女性
初診日‘12年10月15日

【主訴の状態】
<関節リウマチ>

〇症状
左母指球、左母趾球の痛み
左母指~中指まで第二関節・両手首の痛み
両肘・両膝はたまに痛む
朝起床時の手のこわばり
握力低下
手のしびれ

〇主訴の増悪因子
家事の後
福島のことを想うと(同時に胸がしめつけられる)
雨降り前
湿気

〇主訴の緩解因子
リラックス時
気分的にポジティブな時

【生活環境、症状発症の経緯】
福島県出身 7人兄弟の末っ子

23歳 1973年よりオランダ人と結婚し、オランダへ移住

25歳 長女出産
26歳 長男出産
42歳 離婚 以降、ストレスになると、手指に湿疹が出来やすくなる
50歳 閉経 48~50歳更年期障害でホットフラッシュ

61歳 ‘11年の東日本大地震の光景をTVで見て大ショック。
福島在住の兄弟、親戚、大阪在住の娘のことが心配で情緒不安定になる。
PTSDの診断を受ける。

同年、7~10月にオランダから大阪の娘の所に滞在しながら、
兄弟、親戚に会いに行った。皆、命は助かったものの、生活が厳しいらしく、
心配が募った。

同年8月 腰痛
同年10月 左手母指の付け根より痛みだす。

同年12月 オランダの病院での血液検査でリウマチ反応を確認。
薬を3回処方されるも、どれも合わず、更に悪化する。

‘12年10月 再帰国。7週間の大阪の滞在中に、当院へ来院
大阪に来て風邪を引く⇒リウマチには影響せず

【その他の症状】
頭痛
肩凝り
下腹が張る
耳鳴
手足の冷え

【体表所見】
脈診:緩滑 枯(左関上) 押し切れ無し
舌診:暗紅 白苔 舌辺無苔
腹診:心下 臍周 左肝相火
背候診:左肺兪~左心兪の虚 右心兪虚中の実 右膈兪~右肝兪虚中の実
     左膈肝・左肝兪の虚 右腎兪の虚 左腎兪の虚中の実 左膀胱兪の虚

【診立てと処置】
肝鬱痹(肝鬱気滞血瘀と腎虚) 

10月15日から11月19日までの間に合計13回の治療
1・2診目 左心兪
3・4診目 申脉・後谿
5診目 風邪の処置として大巨
6・7診目 申脉・後谿
8診目 後谿
9~13診目 申脉・後谿

帰国後、リウマチ症状が緩解するという報告をメールで頂く。

翌年‘13年の再来日
6月5日から6月25日まで合計8回の治療
申脉・後谿、それぞれ単独、あるいは百会(1度だけ)

【吉祥堂。の見解】
関節リウマチは、漢方医学では痹病と表現します。
気候要因、加齢など様々な要因で、この痹病になり得ます。

本症例の患者さんの場合、
東日本大震災による故郷の惨劇をTVで目の当たりにしたことによる、
PTSD(心的外傷後ストレス障害)が関与する関節リウマチでした。

漢方医学的には、こういったストレス性の関節リウマチを肝鬱痹に分類されます。

肝は、緊急事態など外部環境の変化に対応すべく、
活発に働く内臓です。
また、心理的ストレスがかかる際にも、肝の機能が亢進します。

しかし、多大なるストレスがかかると、過剰な防衛反応として、
自らの筋肉・関節を破壊することがあります。

膠原病やアレルギーなどの免疫系の異常反応による疾患も、
肝の機能亢進が関係していることが多く見受けられます。

本症例に患者さんにおきましても、
その診立てに基づき治療させていただいたところ、
比較的、早期に症状が改善していきました。

オランダへの帰国後、患者さんより、
大変ありがたいこと経過良好のメールを2回いただきました。
患者さんより、ブログへの掲載許可を頂きましたので、ご紹介致します。

‘13年1月8日に頂いたメール
 
川上先生  

新年明けましておめでとうございます。 昨年中はお世話になりました。  

先月の12月28日に、病院ですべての検査を終え異常なし。
リウマチの症状も安定しているとのことです。  

私の人生の師匠である〇〇先生と川上先生のおかげで
新しい命と新しい気持ちで毎日生活が楽しくできていることに 感謝しています。  
添付の写真を見てください。こんなに手が綺麗になりましたよ。

湿疹もオランダに帰ってきてでなくなりました。
これも先生の治療のおかげです。
 また風邪も引いていません。  

オランダは今暖冬で、スノードロップとクロッカスのつぼみが 出始めました。
すごい生命力を感じます。 冬来りなば春遠からじ、ですね!
  日本も寒いと思いますが先生もお体大切にしてくださいね。
本年もよろしくお願いいたします。

 

 〇〇〇

‘13年6月28日に頂いたメール
こんにちは。

今朝アムステルダムのリュウマチ専門病院までいきました。
 結果は安定良好でした。

中略

 汗がよく出るようになりましたよ。
 気がついたらこの一月湿疹の塗り薬を使用していませんでした。

すごいですね。 明日から少し暖かくなるよです。
楽しい週末をお過ごしくださいませ。

〇〇〇

この2通のメール以降、‘14年~‘17年と新年の挨拶のメールを4回いただいておりますが、
関節リウマチは再発していないとのことです。

関節リウマチでお悩みの方、漢方式の鍼灸治療で、
症状改善の後押しをさせていただきます。

※治療効果は個人によって異なります。効果を保証するものではございません。
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テーマ:
患者:53歳 女性
初診日 '10年4月25日

【主訴の状態】
<自律神経失調症に伴う更年期障害>
 
〇症状
疲れると頭がフワフワするめまいが出る。
倦怠感で動くのがおっくう
ホットフラッシュ(上半身を中心に汗をかく、夏場は全身)
 ⇒ちょっとした家事でもすぐ汗をかく
   電車で落ち着いた時に、突然出る

〇主訴の増悪因子
春~夏
ストレス
疲労時
家事を休まずに続けていると

〇主訴の緩解因子
喜びごとがある時
リラックス時(ペットの犬と戯れている)

【その他の症状】
首・肩・背中の凝りと痛み
腰痛(20年前より季節の変わり目にギックリ腰になりやすい)
動悸・息切れ
アレルギー性鼻炎

【生活環境と発症経緯】
38歳 長女の良性の脳腫瘍が発見され、ショックが大きかった。
    心労が重なり、めまい、生理の出血量(血塊を伴う)増加、血圧低下、貧血など体調
    を崩した。

39歳 長女の手術。この頃から疲労が抜けにくくなった。
 
40歳 夫婦仲が悪くなりだし、ストレスが増えた頃から、1年中アレルギー性鼻炎の状態。

41歳 これまでより肩凝りががきつくなってきた。めまいが現れる

48歳 徐々にホットフラッシュが現れ出す。

50歳 閉経

七情(悩み事):離婚後の生活、娘2人の健康
          友達作りが苦手。神経質でクヨクヨしやすい。
          体調を崩してから会話がおっくうになり、友人が減った。

【体表所見】
脈診:細弱、押し切れなし
舌診:暗紅、白膩苔、舌辺無苔、
腹診:心下、胃土の緊張がトップ、臍周
背候診:右心兪~右腎兪の実、左心兪・督兪虚中の実、左膈兪~肝兪の虚
     左膀胱兪の虚と冷え

【診立てと処置】
腎陰虚陽亢、湿痰、肝鬱気滞血瘀

1~6診目 照海
7~9診目 百会
10診目 照海

5・6診目までにホットフラッシュやめまいなど更年期症状が緩解する。

【吉祥堂。の見解】
女性は、閉経を境に、体内環境が少しずつ変動することで、
更年期障害や自律神経失調症などの体調を崩される方がいらっしゃいます。
しかし、全ての女性が更年期障害になる訳でもありません。

更年期障害を迎える人と迎えない人の違いは、
どこにあるのでしょうか?

それは、女性生殖器を主り、
しかも体全体を下から支える「腎の強度」によります。

加齢とともに、誰もが腎(下半身)の機能は衰えます。
この腎の衰えをいかに最小限に留めるかによって、
50歳以降の健康状態が大きく左右されます。
このことは、実は男性にも言えます。

では、いかに腎の衰えを最小限に食い止められるか、それは、50歳前までに

・暴飲暴食をしない
 ⇒暴飲暴食は消化液を消耗します。
  消化液の消耗は腎の「水を主る」機能に影響します。
 
・ストレスを溜めない
 ⇒ストレスによる肝の機能異常は、間接的に腎に影響します。

・疲労を溜めない
 ⇒腎は「作強の官」と称され、細かい作業を根気よくすることに関わります。
  肉体的にも精神的にも疲労を溜め込んでしまうと、次第に腎に影響してきます。

といったことが挙げられます。

これら3点の問題が大ききれば大きいほど、腎に影響が及びます。
30代までは暴飲暴食、夜更かし、房事(SEX)過多であっても、
乗り越えられてきたかもしれません。
 
しかし40代になって負担になってきたということは、
何かしらのツケが腎にマワってきたということです。

反対に、元々腎が弱い方でも、養生をしっかりしていれば、
健康に50代を迎えられます。

40代後半からの、体の衣替え時期を、どう乗り切りますか?
心と体のマワリを整える、漢方的な鍼灸治療で、
穏やかな体内環境の変化の実現を後押しさせていただきます。

※治療効果は個人によって異なります。効果を保証するものではございません。
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