kawanobu日記/大陵苑の巨大な双円墳と新経産相の枝野の革マル・コネクション;ジャンル=紀行、政治 画像1

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 韓国、慶州での大陵苑の見学は、ともかく駆け足だった。頭上にじりじり照りつける焼け付く太陽であぶられて、それも這々の体、という感じだった。

長さ114メートルの巨大な双円墳「皇南大塚」古墳
 ホットしたのは天馬塚の中に入った時くらいだ(写真上)。
 大陵苑で1つ目立つのが、巨大な双円墳である。上から見ると、「8」の字を横倒しした頸部を欠いたひょうたんのよう形のダブル円墳である。「皇南大塚」(写真中)と言い、南北の長辺が114メートルもある。双円墳としては、世界最大だそうだ(このような形の古墳は、日本では僅かしか知られていない)。
 さすがに集合時間前には、汗びっしょりでヘトヘトになった。
 大陵苑の訪問前までは誤解していたが、新羅時代の整備された円墳は、大陵苑だけに限られていなかった。
 大陵苑すぐ隣の膽星台(チョムソンデ=新羅時代に造られた石積みの天文台)から半月城遺跡にかけてやはり公園化されていて、そこにもポコポコと円墳が点在する(9月2日付日記の写真参照)。それぞれの円墳の規模は大陵苑ほどではないので、王陵ではないのだろうが、よくも破壊されずに残ったものだ。
 さらに我々は訪れなかったが、慶州路古墳群といって、大陵苑の北の慶州市庁の裏手にも古墳群があるらしい。この中には、有名な金冠塚古墳があるのだそうだ。
 古墳マニアには、たまらない所であろう。ただ古墳をつぶさに見て歩くには、真夏は避けた方がベストだ。たった50分の見学だったが、暑さにバテて骨身に染みたのである。

日本産業界の旗振りどころか足を引っ張る経産相人事
 野田ドジョウ政権の新しい経産相に枝野が就いた。また失言など起こされてはかなわないので、ボケ菅内閣の官房長官を手堅く務めた枝野を急遽、火消し役に登板させたというところだろう。野田ドジョウは、枝野の9回終わりまでのロングリリーフを狙っているようだが、はたしてそのように問屋が卸すかどうか。
 リブパブリは、鉢呂の後任の経産相に海江田の再登板を予想していたが、さすがに代表選で激突した後だけに、双方とも避けたようだ。
 枝野の就任は、正直、想定外だった。
 経産省とは、日本産業振興の旗振りをする役所である。そのボスが、日本産業の足を引っ張り、空洞化を促しかねない男になったというのは、最低の人事だからだ。野田ドジョウが、いかに人を見る目がないかを表した起用、と言える。
 経産省が苦心してまとめた東京電力救済のためのスキームでは、東電に融資している銀行に債権放棄を求めて、あまりの非常識に当時の経済財政相の与謝野と厳しくたしなめられたばかりか、金融界全体をも唖然とさせた。人気取りポピュリストの弁護士あがりの発想であった。

産業界にとって左翼の枝野は最悪
 さらにボケ菅の意向に沿い、全原発のストレステストの実施にレールを敷いた。
 対経産省・産業界への枝野の不信感、というか敵意は、ボケ菅内閣でも最も鮮明だった。これが、日本産業振興のための司令塔役になる――。
 原発輸出が決まったベトナム政府が、ボケ菅政権のあまりにもはっきりした反原発政策に当惑し、日本の輸出姿勢に変わりがないことを記した首相の親書の提出を求められた時、ボケ菅はしぶりにしぶり、やむなく外相の松本剛明と経産相の海江田の連名の親書を送ってベトナム政府に納得してもらったことがある。
 左翼の枝野なら、またそれをひっくり返しかねない。
 産業界にとって、最悪の人選、であったろう。

枝野は極左の革マル派と親しい
 さらに枝野には、すねに大きな傷があるが、経産相でそれが蒸し返される可能性がある。それは、極左集団の革マル派との密接な関係である。
 国家公安委員会は、JR東日本など旧国鉄鉄道会社の主要労組であるJR総連に革マル派が相当浸透しているとの認識を、国会で再三答弁しているが、これはやや穏当すぎる答弁であって、実態はJR総連は革マル派の支配下にあるというのが、公安関係筋の見方だ。
 そのJR総連から枝野は、度々、政治献金を受領していた。枝野ほどのインテリが、旧動労(動労は、れっきとした革マル指導下の国鉄内労組だった=写真下=革マル派と動労青年部共闘の1969年頃に行われた反安保デモの1枚)の流れを組むJR総連が革マル支配にあることを知らないはずはない。少なくとも労働運動に詳しい者なら、このことは常識である。
 それを堂々と受領し、返金していないことは、枝野もまた親革マル派と言えるのではないか。

マルクス主義者は現体制下の経済窮乏化を狙う
 ちなみに革マル派の正式名称は、「革命的共産主義者同盟革命的マルクス主義派」という。こんな組織とつながった枝野が、経産相!?
 悪い冗談を聞く思いだった。今頃、革マル派は、日本革命近し、とアナクロ的な祝杯をあげているだろう。なぜならマルクス主義者は、マルクス、レーニン以来、一貫して現体制を打倒するために経済の窮乏化を狙っているからだ。
 会期4日の臨時国会では無理としても、次の通常国会で、自民党は枝野の革マル・コネクションを徹底的に追及し、辞任に追い込んでほしいと強く願う。

昨年の今日の日記:「尖閣諸島が危ない! 中国不法漁船の示した膨張主義的意図と無礼極まるストーカー外交に抗議する」