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 ベトナム版のアーサー王伝説のあるホアンキエム湖は、ハノイ市内のど真ん中にある小さな湖で、もともと紅河の流路から取り残された三日月湖だ。

ホアンキエム湖そばの水上人形劇
 12月7日付の日記で書いたように、しつこい客引きのシクロに乗って、ホアンキエム湖畔に来ると、後は1人で歩いてハノイ大教会(セント・ジョセフ教会)を参観
 礼拝後は、周囲で待ち受けるバイクタクシーの客引きを振り切って、徒歩でホアンキエム湖北岸にたどりつく。
 ホアンキエム湖は、1周しても30分くらいで済む見当の小さな湖だ。湖には、2つの小さな島があり、15日付日記でも述べたようにレー・ロイが勝利の聖剣を亀に返したという伝説にちなんだ「亀の塔」が1つの小島の上に建てられている(写真上)。
 湖の北端のもう1つの島には、18世紀に建てられた「玉山祠」がある。13世紀の元の侵略に対する戦いで活躍した陳興道、文昌帝らを祭っている(写真中=玉山祠の入り口)。
 ここには、8年前に訪れているので、今回はパス。その向かいは、びっしりとお土産屋が立ち並び、またシクロやバイクタクシーのたまり場となっている。相変わらず、あちこちから客引きの声がかかってくる。

前夜の人形劇の惨劇
 向かいに、前夜、観賞に訪れた水上人形劇場がある。マリオネットを、音楽と朗唱に合わせて水上で動かす伝統芸能だが、マリオネットの動きはけっこう洗練されている。1000年の歴史があり、故ホー・チ・ミンも愛したというベトナムの伝統芸能だ。ベトナム旅行者は、たいていここを訪れるという。
 人形を動かすプールの脇に、語り手や演奏家が並び、たいそう賑やかな人形劇である(あのやかましさが嫌だという人もいるらしい)。
 座席はちょっと遠かったので、間近で見られなかったのが残念である(写真下)。もちろん劇場は、満席だった。
 昼のワインがまだ効いていて、睡魔と闘った人形劇観賞は、9時ちょっと過ぎにははねた。
 後は、迎えの車に乗り込んで、ホテルに送られると、シャワーも浴びずにベッドに倒れ込んだのであった。