今日は厚生労働委員会に出席。

まず、午前の委員会では、
発議者の一人として提出した

「中国残留邦人等の円滑な帰国の促進及び
永住帰国後の自立の支援に関する法律の一部を改正する法律案」

「がん登録等の推進に関する法律案」

の二つの案について、審議が行われました。


 
 
「がん登録等の推進に関する法律案」では、
この法案によって、子宮頸がんの発症率や生存率、
また、子宮頸がんの予防や治療の向上、国民への情報提供に対して、
どんな効果が見込めるのか?
などを質問しました。

 


質疑の時間の後、採決が行われ、
民主党が欠席でしたが、
二つの案とも全会一致で賛成となり、
法案は可決されました。


その後、午後も質問をしました

今日質問したのは、

・訪問介護業界で、ヘルパーさん自体も高齢化を迎えている中で、
報酬を引き上げるといったこと以外に、
これからの訪問介護を担う人を新しく確保していく方策はあるのか?

・サービス責任提供者さんが、ヘルパー1級の資格を持っていない事業所は、
10%減算されてしまう制度
になっている。
例えば、先日私が訪問した奈良県の場合、
この制度では多くの事業所がつぶれてしまうという訴えを聞いた。
厚労省では、サービス提供責任者さんの資格の実態をどのくらい把握しているのか?

「要支援」を介護保険から切り離して、市町村の事業に移すという案について、
全国レベルで一定の水準を確保するための体制をどのように構築していくのか?

・在宅ALS療養者に対して、たんの吸引や、経管栄養を行うヘルパーさんを養成する
「喀痰(かくたん)吸引等研修事業」というものがある。
法律の改正によって、都道府県の事業として行われているが、
それぞれの地域でバラツキが出てしまうし、
研修も受けづらいしくみになっていて、養成が追いつかず、
ヘルパーさんが足りていない。国としてもやはり支援をするべきでは?

・卑猥な言葉や罵倒する言葉を繰り返す汚言症(おげんしょう)などの症状のある
神経精神疾患群「トゥレット症候群」について、医師がそもそもこの病名を知らなかったり、
保健所や福祉事務所で発達障害でないと判断されてしまっている例が多い。
それに、専門書でも「トゥレット症候群」は親のしつけや家庭環境の問題にされて
いる。文科省はどう考えているのか?

などです。

 


先週から、与党の強行的な委員会運営に対して、
野党が反発して、委員会を欠席するなど、
委員会がしっかりと運営されていない状況ですが、
今週5日(木)、また厚生労働委員会が開かれます。

 

閉会間際ですが、引き続き、
しっかりと質疑をしていきたいと思います

よろしくお願いいたします