今回は、日経平均株価の推移を示します。
下の表は再掲です。20日の読売新聞の3面に「第二次安倍内閣発足後の日経平均株価の推移」のチャートと、為替、有効求人倍率、実質賃金の表があったのを参考にしてまとめたものです。
2009年の為替レート
https://www.77bank.co.jp/kawase/usd2009.html
2014年10月末に日本銀行は2度目の追加緩和を実施し、円安、株高が進行しました。日経平均株価は、2013年初めから2015年6月洲の約2年半は、ほぼ「右肩上がりでした。しかし、2015年8月の「中国経済」の低迷で株価が大きく下がり、2016年は散々でした。「ギリシャ危機」による1〜2月の急速な株価の下落、6月の BREXIT では、大きく株価が下がりました。
9月21日は年初来高値を更新しましたが、2015年6月24日の20,952円には届いていません。
「アベノミクス」は道半ばだそうですが、日本銀行が国債を大量に買い入れ、ETFの上限枠を拡大しました。「アベノミクス」なるものが何なのか私には分かりません。「絵のない額縁」か、バルザックの「知られざる傑作」のように、そもそも「実体」がないのではと疑っています。
民主党政権時代の「円高」で「国内経済」は疲弊しました。括弧つきで「国内経済」としたのは、「円高」によって輸出関連企業は打撃を受けましたが、「円高」でメリットを受けた面があるからです。原油価格が高騰しても、「円高」で救われたことがありました。「就職氷河期」が續いていましたが、1990年代のバブル崩壊以後の「失われた20年」の文脈で考えるべきです。