漢方から見た糖尿病 | 和は日本の資源である

漢方から見た糖尿病

漢方の有名な大学教授を後輩に持つ知り合いが、面白いことを教えてくれました。

「糖尿病だから漢方で治してくれ!」

と言った知り合いに対して漢方の先生は、

「糖尿病の歴史は無いから漢方では治りません」

免疫力はまさに歴史の賜物ですね。

免疫機能をシステム的に捉えると、今私たちが手にしているこの体は、過去の歴史を生き抜いた機能を持っているということです。

暑さ寒さに耐える機能。

食べ物が無い時代を生き抜く機能。

食の安定供給なんてないから、保存ができなかった時代は常に飢えとの戦いでした。

その日に余分に食べることができた場合、後日使えるように体の中に蓄えたのです。

飽食の時代になり増えた肥満。

贅沢病と言われているのを昔から聞いていましたが、改めて納得してしまいました。

病気に対する処置としてクスリを飲むことに慣れてしまった私たちですが、本当は、体を動かすことで治せるものもいっぱいあるのです。

私たちが過去どのように生きてこれたのかを認識すると私たちが何をすれば体の問題に対処できるかを知ることができそうですね。

今日は漢方の位置付けを改めて感じて記事を書いてみました。