楽曲製作ブログ -2ページ目

何が足りないか~ギターエフェクター~

エフェクターは音づくりの道具です。音造りをするにあたって、何に注意すべきか書きます。音づくりをするとき、何かが足りないと思いながら、何が足りないかよくわからないということがあります。そこで要素にわけて説明しましょう。

■音の太さ、空気感、サステイン、歪み、音域

このどれが足りていないのかということをしっかり意識しましょう。

1番重要なのはサステインです。サステインとは、音の伸びのことです。サステインを伸ばすことで、音の隙間が埋まります。ゆっくりな曲では、サステインを長くしましょう。早い曲では、サステインを短めにしましょう。早い曲でサステインを長くすると、次の音符に引っ掛かってしまい、歯切れが悪くなります。
サステインをのばすことのできるエフェクターは、オーバードライブとコンプレッサーです。オーバードライブは本来歪ませるためのエフェクターですが、歪みを強めるとサステインが伸びます。歪みが強いほどサステインは伸びるのです。コンプレッサーをかけてもサステインは伸びます。クリーンサウンドでカッティングをすると
きは必需品です。

続く

質問への回答。弦のミュートの仕方

質問 Am6の弦のミュートの仕方を教えてください。

回答 うーん、Am6は、ミュートするような押さえ方なんてないですね。勘違いかも。丸印は、開放弦であって、ミュートは普通「×」でかかれます。では、一般的なミュートのしかたを書いておきます。

■6弦ミュート
これは、左手の親指で押さえます。上からニョキッと親指を出してきて軽く触れます。

■6弦、5弦ミュート
これも、親指でできるのが望ましいです。手が小さいとつらいかもしれません。

■6弦を押さえて、5弦がミュートの場合
この場合は、6弦を押さえた指の腹で5弦に軽く触れます。6弦を押さえた指を少し寝かす感じにします。5弦を押さえて、4弦ミュートの場合などもやり方は同じです。以下、2弦を押さえて、1弦ミュートまでやり方は全部同じです。

■その他の場合
あいている指で軽く触れます。

これで多分完璧ですね。また気軽に質問してくださいね。






マイクプリアンプの使い方

僕が持っているマイクプリアンプは「TUBE MP」というものです。以下「TUBE MP」について解説します。TUBE MP STUDIO V3(TUBE MPの新バージョン)というのもあります。

■マイクプリアンプとは

マイクプリアンプとは、マイクからの入力を増幅させるための機器です。マイクと録音機器の間に挟んで使います。でも、直接マイクをMTRやオーディオインターフェイスにつなげて、入力を増幅させればいいんじゃないかという疑問が起こりますね。実際にマイクプリアンプを使ってみればわかるけれど、マイクからの音に、ふわっとしたぬくもりを加えることができます。表現は難しいですが、機械的な冷たさ、声の細さが取り除かれます。マイクプリアンプの増幅装置は、真空管であることが多く、真空管を通すことによって、音に自然な温かみが生まれます。

■マイクプリアンプ「TUBE MP」の使い方

コンデンサマイクを使うときは、ファンタム電源のスイッチをオンに、ボーカルを録音するとき、小音量でギターアンプからの音を録音するときなどは、20dbGainスイッチをオンにする。そして、MTRやオーディオインターフェイスの入力のつまみを、最小にしておくこと。音の増幅はプリアンプに完全に任せるからだ。

インプットとアウトプットのつまみがある。このつまみが、非常に重要であって、両方のつまみを音量を調節する同じものだと思ってはいけない。両方のつまみの役割は、まったく違う。インプットは、真空管に送る音量を調節し、アウトプットは録音機器に送る音量を調節するためにある。真空管に送る音量を大きくすれば、温かみはどんどんます。けれど、どんどん大きくしていくと、音像がぼやけてくる。なんだかはっきりしないボワボワした音になってくる。だから、ちょうどよいところに調整しなければならない。録音した後、ミックスダウンのときにリバーブをかけることになりますが、リバーブも音像をぼやけさせます。だからそのときのことも考えて、プリアンプで音像をぼやけさせるのは少し控えめにしておきましょう。

あとは、アウトプットの調節です。MTRやオーディオインターフェイス側で、クリップしないように調節する。「アッ!」とできるだけ大きく発声してみて、0dbを超えないくらいに調節しましょう。

ミックスダウンに関するサイト紹介

■ottotto.com Sound Engineering

 http://ottotto.com/sound/

元音響屋さんのミックスダウン講座です。

■Q&A about Recording/Mixing

 http://home.c06.itscom.net/fjt/index.html

録音とミックスに関するQ&Aがたくさん掲載されています。

エフェクターに関するサイト~ギターエフェクター~

■fx-Effects Home Page:blue

  http://homepage1.nifty.com/GuitarFx/

「エフェクター辞典」はエフェクターを知るのに役立ちます。「ユーザーズレポート」は、エフェクターを購入するときの参考になります。

■Effector Mania(エフェクターマニア)

  http://www.effector-mania.com

「LECTURE」では、エフェクターのつなぎ方が解説されています。「USER REVIEW」の「過去のデータ」はエフェクターを購入するときの参考になります。

楽曲製作ブログのまとめサイトを作った

楽曲製作ブログのまとめサイトを作りました。非常に見やすくなりました。ぜひご利用ください。

楽曲製作HP

質問への回答

作曲について質問なんですケド、僕は全然初心者でわからないことだらけなんです。。汗;;曲をつくるときときに?曲の構成っていうかAメロとか間奏とかよくわからないので教えてください。よろしくお願いします。

こんな構成の曲が多いです。まず、イントロ(最初の始まりの部分)があります。で、Aメロ(歌が始まる部分)が、2回繰り返されます。で、Bメロ(Aメロとはメロディーが違う)に入って、Bメロの最後で盛り上がって、サビを2回繰り返して終わる。よくある曲はこんな感じですね。もちろんBメロがない曲はありますし、サビを繰り返さない曲もあります。構成は決まっていません。いろんな曲を聴いて確かめてください。

「間奏」と僕が呼ぶのは、曲の中で、ギターソロなんかが、入る部分です。曲の間に歌を歌っていない少々長い区間がありますね。そこのことです。「エンディング」と呼ぶのは、曲が終わってゆく部分です。わかりやすく書くと


イントロ → (Aメロ × 2) → Bメロ → (サビ × 2) 

この後は、どう続くのでしょうか。1番が終わったあとは、短い間奏(2~4小節)があるかイントロを繰り返します。以下続き。

→ (短い間奏 or イントロ) → (Aメロ × 2) → Bメロ → サビ × 2

この後、長い間奏に入ってゆきます。そして、サビを、何回か繰り返します。

→ 長い間奏 → (サビ × 4) → エンディング

曲の構成はこんな感じのものが多いです。もちろん、サビから入る曲もあるし、長い間奏の後に、Cメロ(AメロともBメロとも違うメロディー)が入ることもあります。曲によって全然違います。いろいろな曲をきいて構成が、どうなっているか確認してみましょう。それを、まねして覚えることが大事な勉強です。

音が割れないように注意する~録音~

録音をすると音割れに困ることがあります。ボーカルの録音にしろ、ギターの録音にしろ、ベースの録音にしろ、油断すると音割れがおこります。

■音割れのひとつの原因は入力レベルの過大にある。
録音は、できるだけ音量を大きくしてとりたいものです。小さな音量でとると、ミックスダウンのときに、音量を大きくしたとき音の劣化が起こりますし、何より、背後の雑音の音量まで大きくなってしまいます。でも、入力レベルには、気をつけてください。MTRにしろ、オーディオインターフェイスにしろ、マイクプリアンプにせよ、入力レベルが大きすぎると音割れが起こります。機器には、限界というものがあるのです。だから、まず、できるだけ強くギターを弾いたり、歌ったりしても、音割れが起こらないように、入力レベルを調節してください。音割れが起こるなら、すこしずつ入力レベルを下げていきましょう。そうして、音割れが起こらなくなったレベルが、適切な入力レベルです。

■音割れの次の原因は、録音レベルの過大にある。
不思議なことに録音レベルを、大きくしても音われが起こります。普通は、起こらないのかもしれませんが、僕の環境では起こる。MTRが悪いのか、ヘッドフォンが悪いのか、スピーカーが悪いのかわからないけれど、あるところまで、録音レベルを上げると、音割れが起こる。クリッピングノイズではない。だから、こういうときは、我慢して、音割れが起こらないレベルで、録音レベルを調節する。音割れを起こしてはいけない。それくらいなら、多少録音の音量が小さいほうがよい。こうして、録音レベルも調節しましょう。

■全体的に音量の小ささが気になるならコンプレッサーを軽くかけてみる
録音のときのコンプレッサーはできるだけ、軽くかけておきましょう。音圧の微妙な調節は、ミックスダウンの時にしましょう。具体的には、小さくひいたときの音量が-10dbで、強くひいたときの音量が-3デシベルなら、スレッショルドは、-10db付近まで落とします。そして、レシオは2くらいにしましょう。強くかけても3くらいにしましょう。このとき、もとの演奏のアタック感が損なわれないように注意する必要があります。歌にしろ、楽器にしろ、音の立ち上がりのアタックの部分は非常に重要です。コンプレッサーのアタックの調節は、演奏のアタック感が損なわれないようにしましょう。アタック感を損なうほど、アタックを早めてはいけません。



腹式呼吸を覚える方法~歌入門~

腹式呼吸を覚える簡単な方法があります。

■腹式呼吸を覚える簡単な方法~口をすぼめて空気を出す~
口をすぼめてください。できる限り口をすぼめてください。そして、風船を膨らますように強く空気を出す。おなかに力が入りましたか。それを何回も繰り返して、腹筋が疲れて苦しくなったら、それが腹式呼吸です。腹式呼吸を覚えると、声量の微妙な調節ができるようになります。口をすぼめて、フッフッフッフッとリズミカルに、腹式呼吸をしてください。そうしたら、次は、強、弱、強、弱の順にフッフッフッフッとしてみてください。次は、弱、強、弱、強の順にフッフッフッフッ。ほかにもいろいろ自分で考えてやってみる。息を途切れさせないで、繰り返したり、リズムを変えてやってみたり。どんなリズムを刻むときも、常に強弱の意識はしてくださいね。

■おなかに力が入る感覚がわかってきたら、実際に声を出してみる。
おなかに力が入る感覚がわかってきたら、実際に声を出してみてください。ハでもマでもウでもいいですから。とりあえず、声を出す。フッフッフッフッってした時のおなかの感じを思い出しながら、同じように、ハッハッハッハッってしてみる。フッフッフッフッてしたときと同じように、腹筋が疲れてきたら成功です。できてなかったら失敗。できるようになるまで、がんばりましょう。そのあとは、できるだけ、腹筋が疲れるような声の使い方を練習してみてください。喉が疲れるような声の出し方ではないですよ。腹筋だけが疲れるような声の出し方を意識してください。声を出すときに腹筋を使っているという意識は非常に重要です。

■連続的に腹筋に力を入れる、抜くということを覚える
最後に、腹筋に連続的に力を入れたり抜いたりする練習をしましょう。まずおなか手をあてて、だんだんと力を入れていきましょう。そして力が入ったら、だんだんと力を抜いていきましょう。これを繰り返しましょう。次に、声を出しながらやってみましょう。声が、アーァーアーァーと波打てば、成功です。これを速くしたり遅くしたりもしてみましょう。腹筋に入れる力を自在にに操ることで、声量を自由に細かく調節できるようになります。

アンプのGAINとLEVELのつまみ~エレキギター入門~

アンプを見ると、GAINとLEVELというつまみがあります。どう違うのでしょうか?

■GAINは入力レベル、LEVELは出力レベルのことだ。
GAINはギターからアンプへの入力レベルのことで、LEVELはスピーカーへの出力レベルだと考えてください。だから、どちらかのつまみを0にすると、もうひとつのつまみをいくら大きくしても、アンプから音はでません。入力0だと、出力できないし、出力0だと入力は意味がないのです。と、理屈だけ覚えてもあんまり意味がありません。実際に音の違いについて書きます。

■GAINを大きくするとゆがみが大きくなる。
ギターからの入力であるGAINのつまみを大きくすると、どんどんエレキギターの音はゆがんでいきます。この理由は、アンプが入力を受け付けるレベルを超えてしまったからです。だから、GAINを大きくすると、どんな風にひいても、ギターからはゆがんだ音がでます。GAINを、すごく小さくすると、ギターをどんなに強く弾いても、ゆがみません。GAINを中間にすると、弱く引いたときは、クリーンなサウンドに、強く弾いたときは、ゆがんだサウンドになります。だから、ギターの音作りは、まずLEVELのつまみを一定にしておいて、まず、どれくらいのゆがみがよいかGAINのつまみで調節します。その後、LEVELのつまみを回して、聞かせたい音量にします。

■音の使い分け~クリーン、クランチ、オーバードライブ~
上でみた、3つの分類を、ゆがみが少ない順に、クリーン、クランチ、オーバードライブ(あるいはディストーション)といいます。上で書いたように、GAINを調節して作ります。クリーンサウンドはアルペジオ
白玉コード(白玉とは、2分音符と全音符のこと)、カッティング 、ギターソロで使います。アルペジオには、必ずクリーンをつかいます。なぜなら、ゆがませたサウンドは、音が多数重なると、混ざって非常に汚くなるからです。アルペジオは、きれいに和音が響いてこそです。バラードの曲で、白玉コードが多く出てくる曲の場合もクリーンサウンドが適します。カッティングは、クリーンサウンドがクランチサウンドででひきます。クリーンカッティング、クランチカッティングと覚えましょう。ギターソロは、曲によって、別にクリーンでひいても、クランチでひいても、ディストーションでひいてもかまいません。

クランチを使うのは、普通のコード引き、カッティング、ギターソロです。カッティングをするときは、クリーンかクランチにしましょう。

ディストーションを使うのは、パワーコード 、ギターソロです。