![$がんばり塾・ブログ通信☆大応援団-他に道はない01](https://stat.ameba.jp/user_images/20120619/09/kattyan5-mobile/4e/18/j/o0480064012035796372.jpg?caw=800)
「 それでも 今は・・・、他に 道は ない・・・。」
本編ラスト・・・。
信西の政(まつりごと)に加担する清盛に向かって、
その姿勢をいさめようと声をかける義朝・・・。
それに対して、
清盛が
そっと、こたえるようにつぶやくひと言・・・。
![$がんばり塾・ブログ通信☆大応援団-信西](https://stat.ameba.jp/user_images/20120603/15/kattyan5-mobile/c0/64/j/t02200165_0640048012008358917.jpg?caw=800)
保元の乱以後、
帝の乳父という立場を大いに活かし、
権勢をほしいままにする信西・・・。
「死罪」をもよみがえらせた、
しかも身内を罰するという苦しみまで味わわされた源氏と平家・・・。
その苦しみから脱するためには、
その「時の人」に従い、
その後の蓄えにしてゆく・・・。
それが、清盛の腹づもりなのか・・・。
![$がんばり塾・ブログ通信☆大応援団-ひれ伏す清盛](https://stat.ameba.jp/user_images/20120605/09/kattyan5-mobile/44/97/j/t02200165_0640048012011617974.jpg?caw=800)
その清盛には、ついていけぬ、と訴える重盛を
微笑みさえ浮かべながら
花嫁の前であっさり投げ飛ばし、
「今が一門にとって、どういうときかわかっておろうな」
と、諭す・・・。
その場面は、
以前清盛が、父忠盛によく投げ飛ばされていたシーンを思い出す・・・。
清盛は、きっと
保元の乱後、叔父を自分の手で成敗したことで、
自分のめざすべき「道」を確かにしたのであろう・・・。
それほどに、厳しい「道」なのだ、ということを・・・。
時子も言ったように
「肝がすわった」のであろう・・・。
![$がんばり塾・ブログ通信☆大応援団-義朝・友切](https://stat.ameba.jp/user_images/20120603/15/kattyan5-mobile/a0/9b/j/t02200165_0640048012008367706.jpg?caw=800)
それが、できなかった義朝・・・。
父への情を断ち切れず、
自分のふがいなさも感じながら、
そして、何より平家とは違う源氏のこれまでの弱き立場・・・。
さまざまな運命により
かけ離れていく平家との距離・・・。
何をしても「あてにされぬ」その境遇に、
少しずつ苛立ちを募らせていく・・・。
義朝は、きっと
「政(まつりごと)の人」ではなく、
「戦場の人」なのであろう・・・。
![$がんばり塾・ブログ通信☆大応援団-清盛](https://stat.ameba.jp/user_images/20120619/09/kattyan5-mobile/a4/dc/j/t02200165_0640048012035844004.jpg?caw=800)
「義朝、もうすでに時代は移り変わっているのだ・・・。」
と、言うかのように・・・。
「自分には、平家にとっては、この『道』しかないのだ・・・!」
と、言わんばかりに・・・。
そして、
そのことに気づいていない義朝に
助言をするかのように、
清盛は、腹をすえて、このひと言を言う・・・。
![$がんばり塾・ブログ通信☆大応援団-他に道はない02](https://stat.ameba.jp/user_images/20120619/09/kattyan5-mobile/fe/8b/j/t02200293_0480064012035796373.jpg?caw=800)
何度か観るうちに、
清盛の繁栄、活躍が派手であればあるほど、
清盛本人の真意とはかけ離れていってしまうような、
そんな感覚をいだき、
少し、さびしいような思いがした・・・。
きっとそれを際立たせていたのが、
重盛であり、
義朝なのであろう・・・。
ついそちらに、同情の気持ちを持ってしまったのは、
私だけだろうか・・・。
「そこまで」計算していたとしたら、
信西という男は、あなどれぬ・・・!
(いや、信西ではなく脚本ですな!)
その信西と清盛の「大一番」は、
しばらく続くのであろう・・・。
清盛の「腹のすわり具合」に注目しながら、
重盛をとりまく平家一門の今後、
義朝と頼朝の「これから」を
見守っていくこととしよう・・・。
(o^-')b