![$がんばり塾・ブログ通信☆大応援団-なにより01](https://stat.ameba.jp/user_images/20120430/16/kattyan5-mobile/ad/27/j/o0480064011944967926.jpg?caw=800)
「 私は、妻や子、親、兄弟、家人たち。
すなわち、
わが一門の者たちを
なにより
大事に思うておりまする・・・! 」
・・・この言葉には、
時子への暴言に対する後悔と懺悔だけでなく、
一門の者たちに対して
「武士の世を創る!」と豪語した、
自分自身への戒めと決意の言葉にみえる・・・。
![$がんばり塾・ブログ通信☆大応援団-時子](https://stat.ameba.jp/user_images/20120430/16/kattyan5-mobile/06/1e/j/t02200165_0640048011944955349.jpg?caw=800)
今回は、特に、
現妻、時子に対する清盛の思いがあふれていた・・・。
これまで耐え忍んできた時子の姿、
これまでにない深田恭子の、抑えた演技が光り、
琵琶を弾くことを勧められた時の喜びは、
その表情にみごとに表現されていた・・・。
美しい表情であった・・・。
そして、
重盛、基盛、清三郎、清四郎の
子どもたちの表情が、
言葉が、
涙を誘うものであった・・・。
![$がんばり塾・ブログ通信☆大応援団-明子](https://stat.ameba.jp/user_images/20120430/16/kattyan5-mobile/5c/c3/j/t02200165_0640048011944955347.jpg?caw=800)
筆を捨て、泣きわめく清三郎は、
かつての清盛をみるようであった・・・。
「母は違っても、同じ家族」という、
この時代ならではの習いではあるが、
そうした時代だからこそ、
強い家族の絆が求められたのであろう・・・。
![$がんばり塾・ブログ通信☆大応援団-あおぐ清盛](https://stat.ameba.jp/user_images/20120430/16/kattyan5-mobile/8b/27/j/o0480064011944959701.jpg?caw=800)
私は、この「なにより」と言い切った
清盛の器量に感じ入る・・・。
まさに、「なにより」の中には、
「院より」
「摂関家より」
「今の世の習いより」
さらには、
「自分の命より」
という意味が込められていることと思う・・・。
それを、歌会の席で言い放つ
清盛の度量の大きさに気づいたものが、あの場にどれだけいたことか。
「歌ではない!」
「春の意味がない!」
などと馬鹿にしているようでは、気づくまい・・・。
そして、
「妻のために早く帰りたい」という暴言は、
まわりにとっては、失礼極まりないが、
そこが、清盛の、
子どものような純真無垢な気持ちの良さであり、
「こんな歌会をしている場合ではない!」という
妻、家族への愛情の気持ちの表れであろう・・・。