「もう、そなたでよい!・・・俺の妻になれということじゃ!」
なんと、とんでもない求婚・・・!
「そなたでよい!」などと言われて
「はい、そうですか」と答える女性がどこにいるだろう?
松山清盛の
なんとも横着な、まるで子どものようなプロポーズに
源氏物語の恋に夢見る深田時子は、
言い返すかのように言う・・・。
「どこまでも、光らない君!!!」
しかし、内心は喜びでいっぱいといった心境か・・・。
清盛に走り寄り、抱きつくシーンは、
スローモーションのなかに
彼女の想いがあふれているようにも感じた・・・。
「これは、おもしろき夫婦にござりまするな!」
と笑う盛国の表情が、
明子の死から立ち直った清盛のことを喜んでいる証拠であろう・・・。
時同じく、
その死の間際に、
やっとお互いの気持ちを通わせることができたと
感じ入る待賢門院のたま子の最後の一言・・・。
同じ男女の「心の通い」が、
これほどまでに違うものとは・・・。
それぞれの生きざま、待遇、思い方、きっかけ、など
人それぞれではあるとはいうものの、
喜怒哀楽、悲喜こもごも、
「ドラマならでは」と言い切れないような
不思議な人と人の「縁」を感じる、
それらをうまく「切り取り」、
構成された、盛りだくさんな回であったように思う・・・。
一夫多妻制がまかりとおった時代を感じながら、
その、ひとりひとりの、
人を想う心は、今とどのように違うのか・・・。
「三と四は、よそにおられるゆえ、この子は平五郎なのじゃ」
と、うっすら笑いながら
平忠盛(中井貴一)に聞こえるかのようにつぶやく妻・和久井宗子の気持ちは、
現代ではなかなか理解できない・・・。
「そういう時代であった」
ということで、物語を楽しむこととしようか・・・。
(いいのか、それで・・・?)
(この記事自体、まとまらない・・・お許しを)
(o^-')b