◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇2010.5.18.


<小学校算数の集大成!(その2)>
5年・小数のかけざん・わりざんと分数のたしざん・ひきざん


・・・今回は、じっくりと。 教科書の目次を並べて、その5年生算数の1年を見てみましょう。


<新編 新しい算数 5上・東京書籍>

小数と整数のしくみ ★1
    おぼえているかな
 小数のかけ算とわり算 ★2
    垂直・平行と四角形
    ブロック遊び
    おぼえているかな
 分数のたし算とひき算 ★3
    おぼえているかな
    偶数と奇数

②   計算のきまり
 小数のかけ算 ★4
    おぼえているかな
    タングラム
 小数のわり算 ★5
    どんな計算になるのかな
    きまりを見つけて
    おもしろ問題にチャレンジ!


<新編 新しい算数 5下・東京書籍>
   
    図形の角
    四角形のしきつめ
    がい数の計算
    おぼえているかな
    きまりを見つけて
    平行四辺形と三角形の面積
 分数と小数 ★6
    おぼえているかな

 ③  百分率とグラフ
   ものさしを見つけよう
   円周と円の面積
   おぼえているかな
   給食大調査
   5年のふくしゅう
   計算練習
   おもしろ問題にチャレンジ!


①②③は学期です。

今回取り上げる単元についてのみ関係のある部分を見てみましょう。
私の手元には教科書がないので、おうちのかたは、お子さんの教科書の内容と見比べながら見てみてください。
私は、あずかっているドリルを参考に見てみることにします。
 
 
<一学期>

★1・・・ 小数のしくみについて。
      10倍とか100分の1はいくらになるか、とか。
      本当はこの単元が大事なところです。
     「10倍は小数点を右へひとつずらして」とかでいいんですが、
      0より大きく1より小さい数字という感覚・概念を学ぶことが大切ねらいでしょう。
      しかし、5年生にはすぐにはむつかしいことかもしれません。
      くり返し練習することでだんだんわかってくるでしょう!

★2・・・ 小数×整数(1桁・2桁)、積の0(ゼロ)を消すということ。
      小数÷整数で、あまりを求める計算。
      商を○の位まで求めてあまりを求める計算。
      整数÷整数で、わりきれるまで計算する。

★3・・・ 分母が同じ分数のたしざん・ひきざん。
      仮分数を帯分数に、帯分数を仮分数に直す。←分数はここだけですね♪


<二学期>

★4・・・ 小数・整数×小数の計算。

★5・・・ 小数・整数÷小数。1より小さい数で割る計算。
      商を○の位まで求めてあまりを求める計算。
      商は四捨五入をして、上から2けたのがい数で求める計算。


★6・・・ 商を分数で表す。分数を小数に、小数を分数に直す。

 
 こうして並べてみると、オレンジの部分の計算の仕方のところが、どうもむつかしそうです。

 しかし、これらも何度もくりかえし練習さえすればできるようになると思います。
 答えの求め方が違い、かけざんや分数のたしざんひきざんのうちに忘れてしまったり、その方法の違いが混乱してしまって、わけがわからなくなる、ということが大きいように思います。

 一学期と二学期にわたっていますし、その間に図形や計算のきまり、面積などが出てくるので、もちろんそれらの単元にも小数や分数で求めることがでてきますから、あっちこっちしてしまうんでしょうね。

 そこで!・・・今後の宿題をするときの対策ですが、おうちでやっているときに、ちょっとノートをのぞいてあげて、1問でいいです。どうやってやるか見てあげてください。

 ★1~★6の「どこの求め方」がわかっていないか。わかっているか。
 「1題やって見せて」と計算ドリルの問題を目の前でじっくり見てあげてください。
 答えあわせができるので、いっしょに答えあわせをして、特に間違っている場合は、どこのところで間違っているかを探ってやってください。
 いっしょに「ここで間違えとる!」と見つけれるといいですね。

 塾ではそうやってやっていこうと思っています。
 もちろん「塾で教えてもらいな」と言ってくださっても結構です。
 遠慮なくどんどん教えてください。

 

 おそろしい?ことに、5年生の三学期には、これら分数、小数を使った、百分率、円の面積などがひかえています。
 できるだけ、そこへいくまでに「分数・小数」は、なんとかクリアしておきたいですよね。

 塾でも「分数・小数」については、復習ノートに何度も前のドリルで、くり返し復習していきたいと思っています。
 おうちで気がついたことがあれば、いつでも遠慮なく教えてくださいね。
「どこがわからんのかわからん」でもいいです!
 わかるまでいっしょに復習しようと思います。

 このことは、他の学年の子でもいっしょです。
「あ、この子わかってないかも?」というところや、
あまりテストがよくなかったら、持たせてくださいね!

 いっしょに復習がんばります!・・・ということです♪



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



今のうちに、二学期の小数のかけざん・わりざんの問題集も作って、

私自身、もう少し勉強しないといけないなと、思いました。


微妙に違う計算の仕方、答えの求め方について、

基本問題を並べることで

もう少し大事なことがわかってくるな、と

一学期のを作っていて感じました。


適当に考えた数字を並べただけでは、

抜け落ちる基本問題もあることにも気づきました。

ここでいう基本問題とは、

ドリルのステップの先頭の問題(うすい色がついていたりするヤツ)のことです。

これらをすべて並べて作りました。(あんがい少ない)


やっぱり、教科書・ドリルは、よく考えて作られている…。

今更ながらに改めて感じました。


「教科書を」教えるのではなく、「教科書で」教える、とよく言いますが、

それはそれとして。


やっぱり、子どもといっしょにするときは、

教科書にもどって、担任の先生の授業の説明を思い出させてあげながら、

どういう方法で

どういう意味で教えられているか、を大人もきちんと聞いてあげて、

いっしょに解決方法が見つけれると一番いいんでしょうね。



そうだ!

やっぱり「教科書にもどる」ということ、大事かもしれません!

教科書から、すべて始まっているのですから!


親子で困った時は、教科書にもどりましょう!

そのやりかたが、保護者の方の習ったやりかたと違う時も

一度、いっしょに「どうやって習ったの?」と聞きながら、

教科書にもどって考えさせることが大事かもしれません!

そのほうが、子どもが納得しやすいですもんね。習ったことだから。


なかなか難しいことですけど…。


大人も勉強!…ですね。




目の前の子どもたちといっしょに

目の前の課題について、

いっしょに取り組んでいくしかない!


ひとつ、ひとつ、でいねいに!


そうすることで、いっしょに学んでいこう、それしかない!と思いました。


子どもといっしょに、がんばりましょう!





思い出しました!

… この「教科書にもどる」ということ。

(117&118では、その点が抜け落ちていたかな。ていうか忘れていた!)

このことは、次の機会におくることにしましょう。





(o^-')b





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