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(2008年2月26日の記事です)
応援団 NO.53 私たち、大人に今、できること…!
<私たち、大人に今、できること・・・!>
携帯用「大応援団モバイル」にも書いたんですが、
子どもたちの今の学校での「環境」について、
もう少しくわしく つっこんでみようと思います。
冷たい朝が続いています。
それでも、少しずつ「春」の気配を感じたりします。
うちの車を止めると、ちょうどお隣のお庭の梅が少しずつほころんできています。
朝夕の太陽も少しずつ長い間姿を残してくれるようになりましたよね。
それらを見て「もうすぐ春だなぁ」って思います。
でも、やっぱりこの時期の寒さは冷たさが違いますね。
ささるような冷たさというか、12月頃の寒さとはやっぱり違います。
そんなとき、その寒さの中、教室へ向かっていたときのことを思い出します。
冷たい風の廊下を渡りながら、それは完全に北国の防寒具のままだろ、みたいな厚着でいたことを思い出します。
「教室は、室内だから外で着るようなジャンバーは脱ぎましょう」
って言ってるお前が一番厚着だろ!みたいな・・・。
本当に朝の教室は寒いです。
日が当たってくるまでは本当に北国のようです。
それでも、ジャンバーを脱げだの、窓をあけて休み時間は換気をよくしましょうだの、
今から思うとよく言っていたなぁと半分あきれてしまうくらいです。
正直、「今日はジャンバー着ていていいよ」って許したことも多かったです。
だって、寒いんだもの!
廊下なんか、風通しよすぎてスースーだし、教室のドアを開けるとその冷たい空気がいちもくさんにはいりこんでくるのです。
「扉を開けたらすぐに閉めよう」という合言葉がはやるのも、この季節・・・だったなぁ。
「こんなことでいいのか?」と、思いながら何もできない自分がいた。
最近では、有名私立校とか高校にまでなると、冷暖房完備のところが多くなってきたと聞きます。
地球温暖化・・・というと大げさかもしれませんが、
この教室の、夏の暑さと冬の寒さはどうにかしてあげたいと思います。
そう思いませんか?
校長室や会議をする部室や、職員室、パソコン室などは、
冷暖房が完備されている小学校が多くなってきていますが、
このあたりはまだまだ田舎なのか、
ひとつひとつの教室まではまだまだ設備が整っているとはいえないと思います。
少しずつでも、そういう方向で予算が組まれることを願ってやみません。
子どもたちの息と熱気で、締め切っていればまだほんのりあたたかかったりします。
でも、いつもこの頃になるとインフルエンザが猛威をふるい、
「休み時間は換気をしましょう」というスローガンがかかげられることが多いです。
そうして、あたたかいスープかうどんの給食を待ち望むことになります。
そんななかで、ちょっと、友人関係や先生との関係で「いやなこと」があったり、
「いじめ」られたりしたら、あたたかい家の布団でうずくまっていたほうがよいと思ってしまう子どもがいてもおかしくはないと思います。
もちろん、そうなる前の原因や指導・支援は十分にしていくことが大事ではありますが。
また、「そうならしかたがないか」と思ってしまう今の風潮も疑問に思います。
矛盾しているようにも思います。
「どっちもどっち」の追いかけっこのようです。
そういう意味では、別個に考えていくべきことなのかなと思います。
「学習の環境」を整えてあげたい、というところで今回は考えたいと思います。
今の学校を見直してみると、やっぱり自宅のほうが「環境」としては整っていますよね、確実に!
昔は学校のほうが、家庭より設備もよく広くてきれいで、
友達とも楽しく過ごせていたのだろうと思います。
それと、家庭の保護者が「学校でしっかり勉強しなさい。先生の話をしっかり聞きなさい。先生のいうことは絶対ききなさい。」という教育(しつけ)がきちんとできていたのだろうと思えてなりません。
そういうバックボーンがあっての学校教育は、ある意味取り組みやすかったといえるのかもしれません。
今のように、自宅のほうが設備がよくって、楽しいゲームもあり、
少々先生に何か言われても「うちの子はそういう子ではありません。それより先生の指導が悪いんじゃないですか?」と、いわゆる「モンスターペアレント」とよばれる親を相手に、学校教育は素直に受け入れられていくのだろうかと心配をしてしまいます。
「モンスターペアレント」という世代(我々?)は、ちょうど「校内暴力」という言葉と行為が問題になった頃の世代だといわれます。
その世代が親になり、「子どもにあんな思いはさせたくない」という強い気持ちから、
学校に対して敵対するかのような態度でのぞんでしまうのではないか、とある書物に書いてありました。納得してしまいます。
しかし、今、そうやって学校と敵対しているときでしょうか?
しもやけだらけの小さな手で鉛筆を持ち、わかろうとがんばっているのは、
誰でもない、子どもたちです!
その子どもたちのために、
今、私たち大人(先生も保護者も)が手を組んで何かしてやれることはないでしょうか?
どんな小さなことでも!
・・・いつも、そんな「意識」だけはいつも持ち続け、
機会があるごとに少しでも取り組んでいける、
そんな大人のひとりでいたいなと思います。
★いやあ、語ってしまった!
でも、この寒さの中、大人でも「行くのいややなぁ」と思うのに、
「子どもは風の子」という言葉が死語か!と思われるほど「ぬくぬくと」育った子ども達にとっては、
いろんな原因で、いろいろな「サイン」を出してくるんだと思います。
少なくとも、我が子のそういう「サイン」を見逃すことなく、
しかし、甘やかすことなく、背中を押してやり続けていたいなと思います。
応援団長より
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教育財政が厳しいといわれて久しい。
そんななかで、
学校だけ取り残されているかのように
施設・設備の改善が置き去りになり、
それでも、黙って
子どもたちと先生たちは、
多くの課題をかかえながら
毎日一生懸命
勉強している…。
子どもたちとともに取り組んでいる…。
「いちPTA会員」として、
何かできることはないのか。
せめて、
そうした思いで、
学校や先生たちの、
そして何より、
子どもたちのことを考え、
行動に移せる大人でありたいな、と思うばかりです。
しかし、現実はきびしい…。
それでも
そういう思いだけは
持ち続けていきたいな、と思います。
さらに、
そういう仲間や団体が
よき援助者となって
公立小中学校の支えになれないものか。
少し「遠い」ところからながめている私は、
ある意味「気楽」なのかもしれません。
それでも、
そういう思いだけは、
いつまでも持ち続けていたいな、と
今、あらためて思います…。
がんばれ!先生たち!
がんばれ!子どもたち!
(o^-')b