★ 新年度の宿題にも少し慣れてきて、そちらに気をとられている間に、100題計算がぐんとあがってきた子がいました。
「これって、どういうことかな?」と考えながら、「やっぱり、継続は力だなぁ」とあらためて思ったときの、「応援団」NO.22でした。
<少しのあいだに、ぐっと伸びる!>
「毎日少しずつやっていけば、必ずできるようになるからね!」
といつも塾では励ましています。
週に1回、2回のほんの1時間の宿題仕上げと計算、漢字練習でどこまで子どもの学力が伸びていくのか・・・これは、私にとって大きな課題です。
いつも自問自答をくりかえしています。
「これでいいのか?」・・・。
それを証明(というと変ですが)してくれるのは、もちろん塾に来てくれている子ども達です。
「宿題が自分で速くできるようになったよ。」
「100題計算なんてとんでもないと思っていたのにいつのまにかできるようになってきた。」
「どんどん題数が増えてきた。」
「学校のテストでよい点がとれた!」
「間違えたところの復習をすればしっかりとわかるようになってきた。」
・・・そんな子どもの声を、またおうちの人からの声を聞くと、私はとてもうれしいです!
自分のことのようにうれしいのです!!!
また、最近になって私とのやりとりにも慣れてきたせいか、これまで気が散ってなかなか進まなかったけど、30分くらいで宿題仕上げに集中してできるようになってきたり、わからないことを
「教えてください。」
と言えるようになってきたり、
「先生、次はこれをやってみたい。」
と自分から言えたりするようになってきたことも、その子それぞれの個性はありますが、学習面だけでなく学習態度、意欲も徐々に伸びてきているということかなと最近思うようになりました。
これもとてもうれしいことです。
目に見えないことだけに感じることができるのです。
これも成長ですよね。
いっしょに勉強していて私もよくおちいることなのですが、ついつい「今やっていること」ばかりに目がいってしまって、これまでの今日までの子どもの「伸び」を見逃してしまいがちになります。
これは、反省しなければいけないなとよく思います。
塾へ来るごとに100題をやっている子に
「この前より○題増えたね。」
と言いながら、
「2、3題か・・・あまりかわらないなぁ」
と思ってしまいます。
でもやり始めた頃からみてみると格段に題数は増えているんですよね、ずいぶん。
その日までのこつこつと増やしてきたことを見逃してしまいそうになります。
こつこつ増やすということは、長い目でみればぐんと増えていることになるのです。
それが、長い期間がいるかどうかが子どもによって違うだけなんですよね。
宿題の完成に追われて、なかなか100題計算をする機会がもてなくっても、久しぶりにやってみると結構できるようになっていることがあります。
2、3週間してないとどうしても100題なんかは題数がへってしまいがち・・・と考えてしまいますが、実に不思議?というと子どもに失礼ですが、結構できるようになっていたりするのです。
これは私にとっても新しい発見です。
この「伸び」はいったいどこからくるのでしょう?
きっと、学校へ毎日行っていること、
その学校でいろいろな方法や学習で理解を深めてくること、
学級で担任の先生や友達といっしょに学んできていること、
・・・それらが「その子」の学力として頭の中に何か多くのことを与えてくれているのでしょう!
そう考えると毎日の「学校」というところは、いかに子ども達の「学力」を高めていっているかということがようくわかります。
塾に求められるものとは何なのかを考えさせられる、今日この頃です。
<テストを意識した勉強も・・・>
以前に、
「テストなおしもがんばり塾でやりましょう。」
といっていたので、よくみんながテストをみせてくれます。
いっしょに見て復習したり、
「よかったね!やったね!」
といっしょに喜んだりさせてもらっています。
そうなってくると、
「明日ここの漢字のテストなん。」
とか聞くとついつい、
「よし!明日のためにそこをもう一度テストしておこう!」
ということになります。
「明日までにこれを覚えてくるのが宿題」
となると、問題を作ったりして明日のテストのための学習に力が入ります。
そのときそのときの宿題だけでなく、これからやる学校でのテストにむけての学習もどんどんやっていこうと思います。
今、ちょうど中学校が中間テストでうちの子たちもなんだかんだ言いながらテスト勉強しています。
小学校のテストは、ひとつひとつの単元ごとにテストですよね。
中学校はこれまで習った大きな範囲があってそのなかから大事なことがテストされますが、小学校はその都度習った漢字テストみたいなのもあれば(小テスト)、「小数のかけざん」とか「小数のわりざん」などある程度の大きなかたまりでテストされる場合(業者で買う大きなテスト)もありますよね。
そう考えると小学校のテストの対策とすれば、小テストと大きなテストとわけて考えたほうがいいのかなと思います。
「明日、ドリルのここのページのところがテスト」
ってわかればいいんですけどねぇ・・・。
「今週の○日、算数のここのところの大きなテスト」
っていうのがわかればいいのになぁ・・・。
小テストにしろ大きな単元のテストにしろ、前もってわかっていて子どもが言ってくれるといいのですが、これはなかなか難しいことかもしれません。
中学校みたいに「ここからここまで」とはっきり前もってわかっていれば勉強のしようもあるかもしれませんが、・・・。
担任の先生が、どのように小テストを繰り返しているか、単元ごとのテストの予告をどのくらいでしてくれるか、ちょっとでもつかめるといいんでしょうけどねぇ・・・。
「明日、ここのテストな!」
と私もよく突然言ったりしていましたのであまりえらそうなことはいえませんけどね。(笑)
★ 正直、小学校のテスト勉強は難しいです。ある程度範囲がありますが、その単元で学習したことが、割とまんべんなく出題され、1題の点数配分が大きくて、ひとつまちがえると次から次へとまちがえてしまうということになりやすいからです。
また、範囲が指定されているようで、これも曖昧です。
つまりは、その単元全体をある程度理解してないと、高い得点をとることは難しいのです。そのようなテストの仕組みになっていることが多いです。
先生によって、小テストを重視して成績へつなげる場合もあるからです。
つまり、その単元での学習態度から、忘れ物、挙手の様子、友達との教えあいの様子、テストの点数、観点別の評価などなど、・・・あらゆる評価の規準によって決められてくるということです。
この点は、中学校も同じようですが、教科によって先生が違うというのも大きいですね。 そこらへんも考慮しながら、ひとつひとつテストへ向けて少しでも力になりたいと思いました。
なかなか小学校では、普段の評価を担任の先生が、どのような場面で、どんな評価をしているかがもう少しはっきりわかるといいのですが、・・・。なんて思っちゃいます。
でも、それがみんなにわかったらこんな苦労や悩みはなくなっちゃうとは思いますけどね。 ・・・ということで、
「その日その日、やらなければならないことをきちんと毎日こなしていく。」
ということが、大切なのだとあらためて思いました。
応援団長より
子どもの可能性というか
その成長にはいつも驚かされます・・・!
それは、
自分が「大人」になってしまった証拠・・・?
でも、その成長を
目の前で見せられると
「やっぱり、子どもってすごい!」
と、感じずにはいられません!
その証明ともいえる、
この記事です・・・。
あいかわらず、
・・・長い、です。
(2007年11月1日の記事です)
応援団 NO.22・少しのあいだに、ぐっと伸びる!
※ 最近、よく入ってくる他の塾のチラシ・・・。
「うちは、うち!」と言いながら、
やっぱり、どんなことしてるのか・・・
気になります。
そのたびに
「うちは、(がんばり塾は)
進学塾じゃないからなぁ~・・・。」
と、いつも思います。
「先生、そういう塾は教材がええやつなんやで!」
と、5年生の男の子に言われたことが
のどにつかえた魚の骨のように・・・残っている。
確かにそうかもしれませんね。
やっぱり施設面も教材面も格段の差があります・・・。
でも、これは、やっぱり「目標」の違いだろうな、と思ってます。
「がんばり塾」は、宿題を中心に
さらに計算や漢字の基礎的なことのくりかえし・・・。
おうちの人が求めていることの違いですよね~。
それでも、がんばり塾に来てくれる子がいる・・・。
がんばり塾を選んでくださる、おうちの人がいる・・・。
そのことの「ありがたさ」を胸に
これからも、子ども達といっしょに
がんばっていきたいな~と
思っています・・・。
これからも、よろしくお願いいたします!
がんばるぞ~!
おー!
(o^-')b