教職を離れて、ひとりの保護者になって、


「先生との関係って、やっぱり大事だなぁ」と


思うことが多くなりました。



今、世間では「なんとかペアレント」などと


よく言われますが、


それって本当に「子どもにとってどうなの?」


って思います。


「親バカ」ではありません。


「親バカ」は、自分の子どもを


直接子どもをほめることですから


それは大事なことだと思うし、


ある意味「親バカ」でなければ、


誰が我が子を愛することができるでしょう。


私は、そう思います。



でも、その「要求」が、


学校や先生達に「迷惑」であったり、


「わがまま」であったり、


「自分勝手」であってはならないと思います。


つまり、「親が大人になれよ」ってところですね。



今、ここで、このブログを読んでいるくれている方には


いないだろうと思いますが・・・。



少しでも教職を経験したもの(私)が、


少しでも学校や先生のことをわかってあげられるように


伝えていくことが、私の役目のひとつでもあるかな、と思っています。



そんな思いも込めて、書いた「応援団」でした。




(2007年10月19日の記事です)

応援団 NO.15・担任の先生との関係づくり


★ 今年の4月になって、子ども達がみんな新しい学年に進級した時に出した、通信「応援団」です。
 前のページの「NO.14」もそうです。
 子どもが新しい学年に進級した時、親として大切にしたいな、と思ったことを書き綴りました。 


<担任の先生との関係づくりの大切さ>
 新しい学年になり、新しい先生になり、子供達はそんな新しい環境に少しずつ慣れていくことになるのでしょう。そして、日々新しい自分を見つけながら自信をつけていくのでしょうね。
 そんなとき、親としてどんなことに気をつけて、何か手助けをしてあげれたら・・・と思うのは誰でもそうでしょうね。しかし、「では、いったい何ができるか。」となるとどんなことができるのかと思ってしまい、結局心配することしかできなくて、・・・ということはありませんか?特に一人目のお子さんだと親もわからないことばかりでどうしたらよいのかわからなくなって心配だけが残ってしまうということになってしまうことがあるかもしれませんね。

 そんな時、相談できるお友達のおかあさんが近くにいてくれるととても心強いものです。少しでも話すことで落ち着いたりすることがありますよね。でも結局「学校(担任の先生)に聞いてみないとわからない。」ということもでてきますよね。「どうする?どうする?」と言い合っているだけで結局その事態は解決せず、心配ばかりがつのってしまって・・・。
 二人目、三人目であれば、「ま、なんとかなるやろ」みたいなことで流してしまって、でも結局何にもなくて・・・ということだったりするんですけどね。

 そこで、今日はそんなおうちの人の不安を解決する秘訣をいろいろ考えてみようと思います。

その不安が早くなくなることがおうちの人にとっても子どもにとってもよいことだと私は思っています。そしてそれは担任の先生にとっても大事なことだとも思います。

 まず、一番大切なのは、「担任の先生との関係づくり」だと私は思います。子どもが学校で聞いてきてわからないことや「あれ?これってどうなってるの?」とかいう疑問や、持ち物や宿題のことなど子どもからの話だけでは十分に伝わりきれないことも多くでてくることでしょう。そんなときは、遠慮せずに先生にいろんな方法でどんどん聞いていくことです。

 ① 会って話をするのが一番!その人柄も感じることができます。
 
 ② 急ぎのできごとなら電話が一番!放課後など学校に先生がいる間に聞くのがいいでしょう。先生の自宅に夜遅くというのは常識の範囲でできるだけ避けたほうがいいでしょう。それなら翌朝学校へ朝一番にかけたほうがよいでしょう。
 
 ③特に急ぎではないけど、「先生に知っておいてもらいたいこと」などは、「連絡帳に書いて知らせる」という方法もいいでしょう。子供の体のことで心配なことや好き嫌いとかアレルギーや持病など健康上のことなど時に気をつけてほしいことはできるだけ早く知らせておきましょう。

 子どもの担任の先生に会う機会というのは、4月にあるPTA総会のときに顔を知るくらい?そのときの授業参観で教室での子どもとの姿や雰囲気をみるくらい?ひょっとしたら、5月の家庭訪問まで担任の先生と話すことができないかもしれなかったりするくらいですよね。その家庭訪問にしたって、短い時間にしばられゆっくりと会話することもままならないことが多いですよね。「そのときでいいか」と思うことなら急がなくてもいいでしょうけどね。

 それは、担任の先生からみても同じです。子どもを通してそれぞれの家庭の様子を知ったりすることはありますが、実際に保護者の方と会って話して関係をつくっていこうとしてもなかなか特別に時間をとることはほとんどできません。
 そんなお互いのなかで、子どもを真ん中にして見守っていきましょうというのは非常にむつかしいことです。でも本当はこのことが一番子どもにとって大切なことだと私は思います。

では、どうするか?
 ①の方法は、まず連絡帳に「会ってお話したい」「○○のことについて」と相談事項を書いてあらかじめ知らせることです。「○日○時ごろ学校へ行きます」「家に来てください」と連絡帳で約束をとりあって、事前に先生にも都合のよい時間を確保しておいてもらうことです。これなら、学校でも家でもお互いにゆっくり話ができることでしょう。
 「そんなことすると目立ってしまってイヤだなぁ」「先生に迷惑が・・・」なんて思わないようにしましょう。心配事をかかえたまま長い間先生に対していろいろな思いを持ち続けるほうがよくないと思います。先生だって人間です。「そういうことならもっと早く言ってくれれば自分にも何かできることがあったかも」と後で聞かされるのはあまり気持ちのよいものではありません。

 苦情にしても、すぐに教えてくれたほうが説明できたり気をつけて見るようにしたりでき、それをきっかけに保護者の方と話ができ、お近づきになれる機会となり、かえってお互いをよく知り合えることになったりします。
 私も担任をしていたとき、いろいろおうちの人から連絡帳で書いてくれることでとても助かりました。家庭環境調査票だけではわからない、おうちの人の考え方や子どもへの接し方や声かけの仕方などが想像でき、いっぱい学ばせていただきました。その「おたより」の数だけ・・・!

 またそれを機会に家庭訪問に行ったほうがよいなと判断したり、おたよりで返事を交わしたりしながらお互いを知り合える機会としてこれたように思います。
 

 なぜ、私がここまで担任の先生との関係づくりを繰り返すかというと、おうちの人が担任の先生に対して感じていること思っていることは、子どもが小さければ小さいほど、子どもが担任の先生にいだくことになっていくということです。
 つまり、おうちの人が担任の先生のことを「いい先生だな」と思えば子どもも先生のことが好きになるということです。だから、私が心配しているのはその逆、つまり、何か心配をかかえたままでいると担任の先生に対してよい印象をもたなくなることがあります。すると、その感情は子どもにもうつって、その先生のことをよく思わなくなってしまったりすることにもなっていくということです。そうなるとつらくなるのは子どもなのです。勉強まできらいになったりして・・・。
 まず、おうちの人が、担任の先生のことをよく知って、できるだけ先生の味方になって、家庭でも「あの先生だからこうしたんだな」と思えるようになってあげてください。

 連絡を取り合い積極的に接することで、だんだん先生のことがわかってくるんだと思います。
 それが、最終的には「子どものために」つながっていくと思います。  
 ひとりで悩まないで!子どものために!
・・・がんばって おかあさん!


★ 先生になりたての頃、よく「クラスの3分の1くらいは好いてくれるかもしれんけど、あと3分の2は、無関心か、いい思いをもってないかのどちらかやで」と先輩の先生から言われました。
 「そうかなぁ?」と思いながら、そう思っているほうがかえって気が楽・・・みたいに感じてました。
 でも、先生の方がそんなふうに思ってしまったら、何に、どこに、力を入れてがんばったらいいの?って思うようになりました。

 そんなふうに線?をひくことはある意味「気持ちの切り替え」の手段として使えますが、(特に嫌な思いをした時など)、教室での授業で、それはないでしょう!

 そうであってはならんと思うようになりました。

 特に、障害児学級(今では特別支援学級?)を担任してからは、その思いがとても強くなりましたね。

 ある意味「どの子もいっしょ!」というふうに・・・!


★ なんか、そういうふうに保護者と担任の「壁?」みたいなものをぶちこわしたい!みたいな気持ちがありましたね。
 だから、そのために、連絡帳を活用したり、電話かけたり、訪問したり、来てもらったり、・・・。いろんな機会でいろんな手段?で「お近づきになろう」としてましたね。またそれが、楽しかったし、「せんせ~!」なんて遠いとこから声かけてもらうとめっちゃうれしかったし、・・・。
 「本当は、先生もこんな気持ちでいるんですよ。」みたいなことを紹介すれば、ちょっとでも塾に来ている子の保護者の方の参考になり、そしてそれが子どもにかえっていくかな、と思って書きました。
 特に新しい学年、担任になったときは、どんな親でも心配ですもんね。
 その「心配」を少しでも和らげることができたらいいなという気持ちで書きました。 

 先生だって、人間・・・ですからね。
            ・・・ということが言いたかったのかな。応援団長より








※そう、・・・先生だって人間なんです。

 「得意なこと」もあれば「苦手なもの」もあります。

 「うれしいな」とも思うし、「嫌だな」と思うこともあります。

 「なんでもかんでも、これは学校でするべきもの」と決めつけて、

 ただ要求をしていくのはいかがなものでしょう。

 
 「子どもが満足しなかったから、もっと活動を工夫してください」って

 放課後子ども教室で言われました。

 親からの電話だったそうですが、

 それって、どう?


 「満足しなかった」と子どもが家で言ったのでしょう。

 「今日はおもしろくなかった」とでもいったのでしょう。

 それをそのまま教育委員会まで電話してくるって、・・・どう?

 「お友達とは遊べなかったの?」とか

 「今度のなわとびはこんなふうにしてみたら?」とか

 親子で会話して、次にどうしたらいいか話し合ったらいいんじゃない?

 自分から申し込んでおいて、

 子どもがおもしろくないと言うからって

 「教室」自体のせいにするのは、どう考えてもおかしくないかい?



 ・・・なんてことを

 最近よく感じるのでした。


 こちらは、「よかれ」と思って、

 がんばって、考えて、相談して、

 がんばって取り組んでいるんだから。

 そこらへん、わかってもらえないのかなぁ・・・。



なんだか愚痴っぽくなってごめんなさい・・・。

一週間で気持ちを切り替えるのは、

なかなか私にはむつかしいことです。


どうにも心に残っちゃっていけません。


そうやって先生(私)が思っちゃうと

絶対次の時の活動や接し方に

その思いは出ちゃいますよね。


結局それは「子どもに返っていって」

いいことなんて何にもない!

何にもいいこと生まれない!

そういう想像力・・・持てないかな~・・・。




あー!もう!・・・


切り替え、切り替え・・・。





(`ε´)