夢売るふたり (Dreams for Sale) 2012年 日本
★★★★★★★☆☆☆ 7点
序盤中盤かなり良かったのに…。
それだけに惜しい…。モッタイナイ!!!!
スタッフキャスト
監督/脚本/原案:西川美和
音楽:モアリズム
出演:松たか子
阿部サダヲ
鈴木砂羽
田中麗奈
木村多恵
安藤玉恵
香川照之
伊勢谷友介
笑福亭鶴瓶
ヤン・イクチュン
あらすじ
東京の片隅で小料理屋を営む貫也と妻の里子。
店は小さいながらも順風満帆だったが、
ふたりは火事で店を失ってしまう。
店を失いやさぐれていた貫也は
勢いで常連客と一夜を共にし、
すぐに里子の知るところとなってしまう。
だがその事で、里子はお店を再開するために
結婚詐欺で金をだまし取る事を思いつく。
ふたりは結婚願望の強いOLなど、
淋しい女たちの心の隙につけ込んでいくが…。
感想
西川美和作品らしく人間をしっかり描いてくれて、
そこに松たか子と阿部サダヲを中心とした
役者陣が絡んできて
かなり良かった序盤、中盤…。
でも、ラストの展開が釈然としなかった…。
中盤までかなり良かっただけにかなり残念。
松たか子×阿部サダヲ×西川美和はかなり良い。
特に松たか子が素晴らしい。
凛としていて、ゆで卵みたいな感じから
繰り出されるあの演技最高!!
風呂のシーンとか最高だった。
そこに田中麗奈と鈴木砂羽が絡んできてさらに良い。
だけど、香川照之、笑福亭鶴瓶、伊勢谷友介が
少し出てる訳ですが、
彼らがあの役で少しずつ出る必要性を感じない。
その三人が適材適所の配役では
無いのが非常に気になった。
ヤン・イクチュンも必要あったのか??
彼ら自体は好きですが…。
西川美和にこういう配役をして欲しくない。
この配役のせいで、
西川美和の本作に対してのストイックさを感じない。
作品のクオリティより
興行を選んでいるように感じてしまった。
コピーもあんまり良くないと思う。
これだけ散々言いましたが、
もう一回観たい!!ちょっと寝たのもあるし、
ラスト釈然としない部分があったけど、
もう一回観たい!!と思った作品。
そして、鈴木砂羽さんに惚れた!!
鈴木砂羽は俺の嫁!!
このメインで使われてる写真が
かなり素晴らしいと思う。
ホントこれ凄く良い。
台詞
結婚もできないような女と思われる事に、
コピー
人間最大の謎は、男と女