うた船長
岡山県玉野市の宇野港と香川県の高松港を結ぶ宇高国道フェリーが、今月17日で休止することはご存じでしょうか。
かつては3社が共存していたこの航路も、今後は四国フェリーのみになります。
その背景には、本州四国連絡道路の完成など、時代と共に交通手段を取り巻く環境が大きく様変わりしたことがあるかと思います。
乗り納めということで10月3日夜、宇高国道フェリーを利用してきました。
フェリーに乗ることも目的でしたが、メインは船長に会うことでした。
アポ無しでは会えない可能性もあるかと思い、高松側の窓口の方から船長のいる宇野側の売店の方に連絡を取ってもらいました。
その甲斐あって、定位置でお出迎えしてくれました。
少し疲れているようでしたが、船長に変身。
この帽子ですが、市販の物でいい商品が見つからず、本物の(人間の)船長の古くなった帽子をリメイクして作ったそうです。
先日、フェリー休止のニュースと共に、猫の新しい飼い主募集が伝えられていましたが、その後どうなったかを確認しましたところ、引き取ってくれる方が現れたとの事でした。
高齢で病気も患っていますが、新天地でもこれまでと変わらぬ愛情を受けられることを願います。
この日は、高松港から乗船。
船内の様子も撮影してきました。
他に、漫画喫茶的なスペースもありました。(追加料金が別途必要)
デッキにも上がってみました。
このような設備もあったりします。
ひと通り見て回った後は、うどんで腹ごしらえ。
所要時間は約1時間ですが、半分くらいは寝て過ごしました。
そして、宇野港に到着。
その売店周辺で、先ほど紹介した尻尾の生えた船長と至福の時を過ごしたというわけです。
世界中の全ての猫に幸あれ。