3冊目。
寒い寒いと言いながら読書は楽しく進みます。
3冊目は 宮下奈都 さんの 「比ゆ時と鋼の森」 です。
紹介では、史上初! 堂々の三冠受賞!
・2016年 本屋大賞 ・2016年 キノベス! 第1位 ・2015年 ブランチブックアワード大賞
内容・・・・・
ゆるされている。世界と調和している。それがどんなに素晴らしいことか。言葉で伝えきれないなら、音で表せるようになればいい。ピアノの調律に魅せられた一人の青年。彼が調律師として、人として成長する姿を温かく静謐な筆致で綴った、祝福に満ちた長編小説。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
本屋大賞にしては、なんとなく普段の小説と異なる雰囲気でしっくりこない。何故かな??
何人かの評価を核にしてみると、以下の感想に近い気持ちです。
・・・・「悪い人が一人も出て来ない小説」を受け入れられるか否かで評価が分かれると思います。若者の成長物語としてはど真ん中。でも、私は物足りないと感じました。人間のダークな面がもう少し描かれていると、主人公の存在感が際立ったと思います。まあ、そういう作風は村上春樹に任せればいいかなとも思いますが。「海辺のカフカ」−「ダークネス」−「エロス」−「ファンタジー」= 本作品という感じ。やっぱり、物足りならないな。・・・・
物足りない?でも読み甲斐はあります。
でも、次回はもう少しドロドロ作を読書します。