39冊目読み切りました!
受講の試験日でしたが、残っていたページ読み切りました!
今回は 宮部みゆき さんの
「 桜ほうさら 」 です。
内容は・・・・・
舞台は江戸深川。
主人公は、22歳の古橋笙之介。上総国搗根藩で小納戸役を仰
せつかる古橋家の次男坊。大好きだった父が賄賂を受け取った
疑いをかけられて自刃。兄が蟄居の身となったため、江戸へやっ
て来た笙之介は、父の汚名をそそぎたい、という思いを胸に秘め
、深川の富勘長屋に住み、写本の仕事で生計をたてながら事件
の真相究明にあたる。父の自刃には搗根藩の御家騒動がからん
でいた。
ミステリアスな事件が次々と起きるなか、傷ついた笙之介は思
いを遂げることができるのか。「家族は万能薬ではありません」と
語る著者が用意した思いがけない結末とは。厳しい現実を心の
奥底にしまい、貸本屋・治兵衛が持ってきたくれた仕事に目を開
かれ、「桜の精」との淡い恋にやきもきする笙之介の姿が微笑ま
しく、思わず応援したくなる。人生の切なさ、ほろ苦さ、そして長屋
の人々の温かさが心に沁みる物語。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
*嘘というものは、こうゆう形をしている。釣り針に似ている。釣り針の
先には魚が外れぬように返しが付いている。嘘というものにも返しが
付いている。人を引っ掛けるにも自分の心に引っ掛けるのも容易だが
一度かかると容易に抜けない。無理に抜くと刺さっているより更に深く
傷つけるし己の心を抉ってしまう。・・・・・・・・
*人は心でものを見る。見たものを留めるのは心だ。生きることは心に
留めてゆく事の積み重ねであり心はそれで育っていく。心は見た物を
解釈し、時には目で見るものと食い違う事だって出てくる。・・・・・・
・・・「ささらほうさら」とは、いろいろ有って大変だった。・・・・・との事。・・・
*とても美味しいものをたっぷり食べた後のような読後感です。
*試験最中の快い読破。
宮部さんに、有難う 感謝の一時でした。
・・・・・試験の結果は聞かぬが花でしたが・・・・・・・。
今回は 宮部みゆき さんの
「 桜ほうさら 」 です。
内容は・・・・・
舞台は江戸深川。
主人公は、22歳の古橋笙之介。上総国搗根藩で小納戸役を仰
せつかる古橋家の次男坊。大好きだった父が賄賂を受け取った
疑いをかけられて自刃。兄が蟄居の身となったため、江戸へやっ
て来た笙之介は、父の汚名をそそぎたい、という思いを胸に秘め
、深川の富勘長屋に住み、写本の仕事で生計をたてながら事件
の真相究明にあたる。父の自刃には搗根藩の御家騒動がからん
でいた。
ミステリアスな事件が次々と起きるなか、傷ついた笙之介は思
いを遂げることができるのか。「家族は万能薬ではありません」と
語る著者が用意した思いがけない結末とは。厳しい現実を心の
奥底にしまい、貸本屋・治兵衛が持ってきたくれた仕事に目を開
かれ、「桜の精」との淡い恋にやきもきする笙之介の姿が微笑ま
しく、思わず応援したくなる。人生の切なさ、ほろ苦さ、そして長屋
の人々の温かさが心に沁みる物語。
*嘘というものは、こうゆう形をしている。釣り針に似ている。釣り針の
先には魚が外れぬように返しが付いている。嘘というものにも返しが
付いている。人を引っ掛けるにも自分の心に引っ掛けるのも容易だが
一度かかると容易に抜けない。無理に抜くと刺さっているより更に深く
傷つけるし己の心を抉ってしまう。・・・・・・・・
*人は心でものを見る。見たものを留めるのは心だ。生きることは心に
留めてゆく事の積み重ねであり心はそれで育っていく。心は見た物を
解釈し、時には目で見るものと食い違う事だって出てくる。・・・・・・
・・・「ささらほうさら」とは、いろいろ有って大変だった。・・・・・との事。・・・
*とても美味しいものをたっぷり食べた後のような読後感です。
*試験最中の快い読破。
宮部さんに、有難う 感謝の一時でした。
・・・・・試験の結果は聞かぬが花でしたが・・・・・・・。