11冊目:虚貌(kyobo)読破!
11冊目は、再び 雫井脩介 さんの作品です。
*題名は 「 虚貌 上・下」 です。
内容は・・・・
21年前、岐阜県美濃加茂地方で、運送会社を経営する一家が襲われた。社
長夫妻は惨殺され、長女は半身不随、長男は大火傷を負う。間もなく従業員3
人が逮捕され、事件はそれで終わったかに見えたが…。
嵌められた男の出所から、新たな惨劇が幕を開ける---。事件の加害者達が
何者かによって次々と惨殺された。癌に侵されゆく老刑事は、この事件を最後
と決意し命懸けの操作に乗り出した・・・・・・。
・・・・描きたかったのはトリックより人間だろうし。それぞれの弱さとか、非情さと
か不器用さとか、狡さとか、人間の内面にイラッとしたり、ゾクッとしたり。
文中に①「ケロイド状の爛れた顔はいくらなんでもかわいいとは思えまい」→「笑
顔があったからです。憎めない笑顔がおるんですよ!」②「障害を持った人と五
体満足だが心が塞いだ人がいる。どっちが豊かな人生か?」③「笑顔に勝る仮
面なし・・・」意味深な読み応えある言葉がはずっしりどっしりだった・・・・・・・。
今回もまたまた一気読みでした。
次は「プラチナデータ!」の東野圭吾さんが待ってます。
釣行前、もう少し読書三昧続けます!
「至福の時間」に感謝!!