刺激的なタイトルの本読みました!
お盆です。
刺激的なタイトル
「大往生したけりゃ医療とかかわるな」
が目につき、一読しました。
著者は京都市内の老人ホームの常勤医の
中村仁一(72)さんです。
以前新聞で、自身の死に思いをはせることで、より良い生き方を考えようという集いの主宰をされているとの紹介がありました。
内容紹介・・・・・
*本文の一部です・・・前後関係が省略で誤解無いように・・・
・苦と言っても苦しいというのでなく、思い通りにならないという事。
病気も老いも死も思い通りにならないもの。
・死にゆく人に対して治すための治療をするため、かえって苦痛を
与えている。 ・自然死の実態は餓死なんです。飲めなくなり食
べられなくなるのは、それは もう体が要らないと言っているのです。
・酸素補給も栄養補給もしないと7日から10日以内に夢うつつの中で
苦しまずに死んでいく。
・年よりはどこか具合が悪いのが正常なのです。
・医療は老いと死には無力なんです。今は自然な死を医師も家族も
知らない。
・障害や病を抱えて生きる姿、自然に穏やかに死んでゆく事を周りに
見せる事が最後の役割です。
---タイトルは刺激的ですが、著者の意図は明確です。
還暦を過ぎ第二の人生1年生には共感するところ大いにありました。
・年に一度、大晦日と元旦は
「あなたもお棺に入って、人生の軌道修正をしてみませんか?」
*1年を振り返り新たな年にどう生きるのか!
*死に方を考えるのでなく、死の瞬間までどう充実して生きるのか!
****主眼は生き方でした。****
**巻末の一文です:**
死ぬのは「がん」に限る。ただし、治療はせずに。
3人に1人はがんで死ぬといわれているが、医者の手にかからずに
死ねる人はごくわずか。中でもがんは治療をしなければ痛まないのに
医者や家族に治療を勧められ、拷問のような苦しみを味わった挙句、
やっと息を引きとれる人が大半だ。
現役医師である著者の持論は、「死ぬのはがんに限る」。実際に最後
現役医師である著者の持論は、「死ぬのはがんに限る」。実際に最後
まで点滴注射も酸素吸入もいっさいしない数百例の「自然死」を見届け
てきた。なぜ子孫を残す役目を終えたら、「がん死」がお勧めなのか。
自分の死に時を自分で決めることを提案した、画期的な書。
自分の死に時を自分で決めることを提案した、画期的な書。