焼津商工会議所は平成19年に焼津市水産業クラスター協議会を創設し、翌年には水産加工品などの特産品をネットで直販する「焼津うめぇもん市場」(www.yaizu-ume-mon.com/)を開設した。デザインは携帯配信事業や映画のプロデュースなどを行うフェイス・ワンダワークス(東京都港区)が担当する。 JAうご(秋田県羽後町)は、20年に美少女のキャラクターを特産米「あきたこまち」の袋に印刷し、1カ月で2年分の出荷量を上回る売り上げを記録した,rmt。 同社の長屋太知さんは「ゆるキャラがありふれたものとして存在する中で、小さなお子さんやそのお母さんに親しまれながら、漁業の町のイメージを良い意味で覆すような斬新なものにしたい」と新たな発想を盛り込みたいとする,ドラゴンクエスト10 RMT。ぬり絵などのアプリケーションを展開するほか、イベントへの登場といったリアルでの展開も視野に置く。茨城県大洗町では、同町を舞台に戦車を操縦する女子高生を描いた漫画やアニメと連動し、町おこしに拍車がかかるなどキャラクターの存在意義は大きい。

 マグロやカツオなど魚の町として知られる静岡県焼津市では、地元の商工会議所が特産品をインターネットで販売するサイトに新たなキャラクターを導入し、同市の活性化に乗り出した。 漁業の長い伝統を誇り、富士山を望む景観も備えて地域ブランドの推進に大きなアドバンテージを持つ焼津市での試みは、各地で模索されている地域振興の新たな指針ともなりそうだ。 新キャラクターは2月中にも発表され、4月頃に本格運用の予定。(谷口康雄)。岡本康夫専務理事は「76品目を焼津水産ブランドに認定してアピールしてきた。かわいくて新鮮なキャラクターを打ち出し、さらに強力な発信をしたい」と期待を口にする。ネット上のキャラクター制定を商議所が手がけるのは全国でもまれだ


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