だいぶ更新が滞っていました。


心拍確認あたりからつわりが強くなり、9Wからはとにかく気持ち悪い、眠い、ダルイ、と疲れやすく、毎日帰宅後はぐったり…していました。


私は辛くても、赤ちゃんは元気で、先週山王病院を卒業することが出来ました。

長い不妊治療に一旦終了の兆しが見え、心からほっとしています。


山王を卒業した日は、ちょうど一年前、前の病院で初めての体外をした時期でもありました。

あの時は、とにかく不安で不安で、体外受精も怖くて、なのにそんな気持ちを誰にも言えず、いつになったら妊娠するのかゴールも見えず…苦しい日々でした。

でも、山王に転院して、藤原先生に出会い、じっくりと話をしてもらう事で心から安心して治療を受ける事が出来、また体外受精にチャレンジする気持ちになれました。

体外受精は精神的にも、体力的にも、そして仕事との時間的なやりくりも大変だったけど、先生の診察と言葉を心から信頼していたし、何よりも一緒に頑張ろう!という先生の気持ちが励みになりました。

家族、会社の上司や、同僚、そしてほんの数人だけど、不妊治療をしていることを打ち明けていた友人たちの支えも本当に大きかったです。

辛いんだー、って素直に言えることも大事だなって。

なかなか出来ないのー
と周りに言ったとしても、本当にずーっと子供が出来なかったらどうしよう…と思うと、なかなか自分が不妊治療をしている事実をオープンにできませんでした。
でもそんなプライドを捨てて、素直に自分の弱みを出すことも、私には必要だったのかもしれないです。

不妊治療を通じて、本当にいろんな事を学んだ気がします。

努力しても叶わないこともある、それが命ってもの…
人一倍プライドも高いくせに、精神的にタフではなく、弱虫な私には、必要な試練だったのかもしれません。

人と比べないこと、人を羨まないこと、自分と向き合うこと…
嫌というほどやったし、旦那とも、沢山話をしてきました。
元々仲は良いと思っていたけど、とことん話して、辛い時は励ましてもらい(私が…)、一層絆は深まったのではと思います。

赤ちゃんがこれから無事に育ち、無事に産まれて、その先に大変な育児が待っていたとしても、不妊治療をしていた時の気持ちは忘れないようにしたいです。

当たり前のように、赤ちゃんは存在しているわけでは無いのだから…


そして、今まで私は人は同じ経験をしないと、本当に相手の気持ちは分からないものだと思っていました。
でも、不妊治療を通じてそうではないと分かりました。
結婚をしていてもしてなくても、子供がいてもいなくても、私の周りで支えてくれた人達は、私が辛い時、同じ経験はしていなかったとしても、気持ちを理解をしてくれました。
人って、大切なのは思う気持ち、寄り添う気持ちなんだ、って改めて思いました。

同じ立場の人と話すことも、もちろんとてもストレス解消になったし、心が軽くなりましたが!

不妊治療に関してだけでは無い事ですが、私もいろんな立場の人を理解し、尊重出来る人でありたい、と思ったのでした。



一旦こちらのブログは終了します。
自分の記録として始めたブログですので、ろくなデータ等もございませんが、山王で体外受精をされる方に何かの参考になれば幸いです。

先生とじっくり話をして、自分も理解し、納得して治療を進めたい、という方には山王はとても良いと思います。

読んで頂いた方、ありがとうございました。


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